子どもが不登校になったとき、まず考えて欲しいこととは?
怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師
いなっちです。
1年前のブログへも書きましたが
9月1日は要注意
【18歳以下の自殺者が多い日】
内閣府による平成27年版自殺対策白書【学生・生徒等の自殺をめぐる状況】からのデータです。
メディアでも多くとりあげられているので、ご存じの方は多いでしょう。
いじめ、人間関係のトラブル。
これらを抱えている子どもは
「また学校が始まる」
学校へ行けない理由を探しても解決しない
「学校へいきたくない」
もし、子どもがそう言ったら、あなたはどうしますか?
「どうしたの?何か学校であったの?」
そんなことを聞きますよね。
なんとかして、学校へ行ってもらうためにさまざまな手立てを試みることでしょう。
いろんなバリアを取り去ったのに学校へ行けない。
それは、次のことが考えられます。
学校へ行かない目的があるから行かない
学校へいかないこと。
それは、子どもからのメッセージかもしれません。
いじめを受けているわけじゃない。
勉強でつまずいてるわけじゃない。
考えられる理由を取り除いてみたけど、学校へ行こうとしない。
こういったときは、子どもは学校へ行かない目的があるのでしょう。
だからといって、子どもを責めてはいけませんよ。
不登校を悪いと捉えてはいけない
学校へ行って集団の中で生活できること。
ある意味理想ではありますが、それがすべてだとは僕は思いません。
ただ、まだまだ日本では学校へ行くことが常識であって【正しいこと】という認識がありますよね。
特に、祖父母から
「なんで学校行かないの?」
といった本人へのプレッシャー。
「親が甘やかすからこうなった」
といった親へのプレッシャー。
「学校に行けないダメな子だ」
といった決めつけの言葉。
こういったことが、さらに悪化させることになります。
学校と家庭がタッグを組めば不登校は解決していく
いろんなケースがありますので、絶対にこれがいいという方法はありません。
ケースバイケースです。
ただ、今までの経験では、お子さんが学校へ行きにくくなったとき、学校と家庭とがしっかりタッグを組んでいくと少しずつ良い方向へ進んでいきました。
どのような判断をしてくことが、子どもにとっていいのか?
子どもの状況を見ながら焦らず判断すること。
これが大切だと思います。
ただし、家の中にずっと引きこもって、他人だけでなく家族との関わりを拒んでしまう。
こうなってしまうとなかなか大変です。
だから、学校へ行けなくても、学校以外の施設や機関に行くことで、社会との関わりを保っておくことも必要ですね。
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