怒ることに問題意識もっていないとどうなるのか?
怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師
いなっちです。
昨日は香川県高松市で朝6時から講演。
高松南倫理法人会モーニングセミナーへ登壇させていただきました。
参加者のほとんどが経営者の方。
87社90名の参加。
朝から学び自分を高めようという高い意識。
すばらしいですね。
たとえ、自分に問題意識もたれて参加されているとしても、学ぼうと思われた時点で、解決に向かっています。
困るのは、問題意識のない方なんです。
問題意識のないこんな方が先週いました。
怒鳴ることに問題意識ない人が問題
先週、名鉄名古屋駅でのこと。
「ちょっと、もう!あのねえ!・・・いい加減にしなさいよ!」
ものすごい勢いで怒りまくっている声が。
どうやら子どもへ怒っている様子。
どこだろうと振り返ると、ホームの後ろに立っている女性。
なんと、まあビックリ!
電話で怒っているんですよ。
通話の先にはその女性の子どもがいるんでしょう。
周りの人への迷惑など全く気にしない。
大声で子どもへ当たり散らしているんです。
電車や放送の音で何を言っているかよくわからないのですが、とにかく吠えまくっています。
見ているこっちが嫌な気分。
怒鳴られるだけでは反省する気にならない
電車到着し、その女性が電車へ乗り込もうと移動しています。
乗り込む直前まで吠えまくっていました。
「反省しなさいよ!」
という言葉が聞こえてきました。
何があったかわかりません。
でも、これだけは言えます。
「反省しないよ。その怒り方じゃ」
自分の気持ちを伝えるだけでは伝わらない
叱る=相手のため
怒る=自分のため
この女性は、子どものために叱っていたのかもしれません。
叱るというのは【リクエスト】
行動を変えてほしいと伝えるわけですよね。
ところが、この女性はどう見ても違いました。
自分の怒りをぶつけまくっていたんですよね。
叱って人をコントロールしてはいけない
叱る=威圧的な表情
叱る=大声で言う
叱る=一方的に言う
こんな叱り方していませんか?
こういう方法をする人。
叱ることで相手をコントロールしようとしているだけです。
相手の成長のために叱るのが本来の目的。
そもそも、人をコントロールできると考えること自体、間違っています。
何をどう変えて欲しいか具体的に伝えること
本当に子どもの成長のためを考えるのなら、怒鳴り散らすことにならないはず。
子どもの言い分も聴く。
何が問題だったかを具体的な言葉で伝える。
問題解決にはどうすれば良いか考えさせる。
そして、さらに大切なことは
「お父さん、お母さんもいっしょに考えていくから、がんばろうね」
ってことではないでしょうか?
親子でいっしょに乗り越えていく。
親もいっしょに子どもと育っていく。
それが子育てなんだと思います。
怒る必要のないことで怒らない。
怒りの感情と上手につきあう心理トレーニングを学んでみませんか?
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