親心が子どもの自立を妨げている理由とは?
怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師
いなっちです。
テスト勉強しない我が子にイライラしたとき、言ってはいけない一言を昨日のブログで書きました。
「じゃあ、どう言ったらいいの?」
まず、言う前に、あなたの考え方を見直すことから始めてみませんか?
そこで、僕が思うのはこれ!
『ラジコンの親子関係はダメ』
ラジコンで遊んだことありますか?
プロポという操作をするコントローラーを操り、動かすんですよね。
これがプロポ。
これ、以外と難しくて、うまくできるまで時間もかかります。
でも、上手く操れたときの喜びは大きいんですよ。
子育てに当てはめてみると
親は、子どもをプロポで操り、自分の思い通りに子どもが動いてくれると嬉しい。
でも、子どもは自分で動きたいという意思を持っているのが、ラジコンと違うところ。
思春期ともなれば、子どもの意思はさらに強くなりますよね。
自立しようとする気持ちが強くなるわけです。
子どものためにならない親心とは?
ちなみに【自立】とは?(広辞苑より)
他の援助や支配を受けず自分の力で身を立てること。ひとりだち。
と書いてあります。
【他の援助や支配を受けず】というところがポイントです。
あなたは「子どもの将来のために」とか、「子どもが困らないために」といった思いがありませんか?
「あなたが将来困ったらいけないから言ってるのに!」
親心のつもりで子どもへ向けた言葉や行動。
実は、ラジコンの親子関係になっていたりするんですよね。
「子どものために」と言って、実は子どもを支配しコントロールすることで親自身の心を満たしていることってあるんです。
そして、その親心は子どもの【自立】を妨げてしまっているのです。
先日、ある企業の管理職のかたとお話しする機会があって
「若い部下を叱ったら、『立ち直れません』と翌日会社を休まれて、後日その部下の親から問い合わせの電話が来たんです」
と言われ、僕はすごくビックリしたんですよね。
若い部下と言っても、20代後半ですよ。
大人になりきれない大人。
結局、自立ができていないのでしょうね。
テスト勉強への取り組みがダラダラしていると、子どもへあれやこれや言いたくなる気持ちもわかります。
もし、勉強不足で子どもが行きたい高校へ行けなかったとしても、それは子ども自身の責任。
子どもが悔しい思いをしたなら、それをバネにすればいい。
親はそれくらいドッシリ構えて、子どもの自立を見守りましょうね。
わかっていても、なかなか心に余裕もてないというあなた。
アンガーマネジメント学んでみるといいですよ。
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