親子ゲンカから親孝行へ変わったきっかけとは?
怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師のいなっちです。
まさか、親父の髪を切る日が来るとは・・・。
親父行きつけの床屋が当分やっていないらしく
実家へ帰るついでに僕が切ることに。
ちなみに、僕は自分で自分の髪を切っていた時期が長く、腕前には自信があるんです。
さて、親父は昭和15年生まれ。
髪の毛も年相応になっております。
改めて頭を見ると
「切る必要なかろう?笑」
思わず言っちゃいました。
まあ、そんな冗談はさておき、切りましたよ。
くせ毛なのと、髪の量が少ないので
予想以上に苦戦。
でも、かなりいい感じの仕上がり。
切っている途中
「床屋は、クシで髪を持ち上げながらそろえていくんじゃ」
「すそのをそろえてくれ」
「こっち側がちょっと長い」
まあ、注文の多いこと。
「床屋じゃったら、自分の言いたいことが言えんけど、尚久じゃったら言えるけえ、ええ」
親父は外へ出ると遠慮する内弁慶タイプなんです。
なので、かなり自分の思い通りに切ってもらえて、うれしかったようです。
僕も、なんだか親孝行できた感じで、親父の喜ぶ顔を見て温かい気持ちになりました。
「一ヶ月に一回は、切りに来ちゃってえ。話し相手にもなるし」
と、帰り際に母親から言われました。
それも、いいなあって思います。
あらためて親父の姿を見ると
ずいぶん小さくなったなあと思います。
思春期のころは、ガミガミうるさく、なにかと機嫌で怒る親父のことが大嫌いでした。
(若かりし頃の親父と僕)
褒めてもらった思い出がないんです。
なにかしても
「ありがとう」の言葉がなかった親父。
でも、親父も歳をとってからは変わってきました。
数年前、誕生日プレゼント送ったとき
「ありがとう」
と、親父から直接言われ、ものすごく驚いたことがあります。
若い頃は、意見をぶつけ合ったこともあります。
でも、自分もやっと心穏やかに親父と話ができるようになったなあと思います。
アンガーマネジメント学んで
「親父は変えられない」
そこがよくわかりました。
だから、親父への接し方を変えたんですよ。
僕が自分の主張するより、親父の言いたいこと聞いてみようって。
すると、親父のほうも変わっていったんです。
歳を取ったというのもあるかもしれません。
でも、自分が変わることで親父も変わったと思っています。
自分を変えたいと思っているあなた。
アンガーマネジメント学んでみませんか?
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