親は子どもへの〇〇を今すぐ捨ててしまいなさい
怒りの取扱いアドバイザーいなっちです。
「アンガーマネジメントで笑顔の子育て」に参加くださった、中学生のお子さんをお持ちのお母さん。
僕の講演は確か3回目の参加でした。
講演の度に、アンガーマネジメントの効果が現れているそうです。
今回は娘さんに効果が現れてきたという感想。
すばらしいので、ぜひご覧ください。
1年前は自分の変化を感想で書いていましたが、今回は娘達の変化をお知らせします。中2の長女に対して以前は口出しが多かったのですが「あなたはそう思うんだね」「そうなんだ」と流せるようになり、長女なりに考えて行動できるようになったことや、「しんどいよー」と言い、「〇〇があってしんどい」など、自分の気持ちを出して進む姿が見られています。以前は、拗ねたり、「うー」などとうなったり、怒るだけの長女でしたが、学校でも家庭でも自分の気持ちが怒りではなく、言葉で表現できてて成長を感じています。以前のお母さんは共感してくれなかったけど、今は共感してくれる、愚痴れると言ってくれた言葉が励みになってます。分かれ道、行動のコントロールがとても役に立ち、腹が立った、イラッとしたなど、あらゆる出来事を、今どうするのか?状況を変えられるのか?相手はどうなのか?変えられるのか?など、冷静に分析できるようになってきました。日に日にできることが増えてきてうれしいです。
僕は「親は子育ての『こうあるべき』を捨てた方がいい」と講演で伝えています。
なくしたほうがいいのではないです。
ただ、『べき』にこだわりすぎると
子どもは苦しいです。
このお母さんは、子どもに「こうすべき」を伝えるより
子どもの気持ちをまず聞いてみることを意識されたんですよね。
それが、子どもの心を解放することにつながったわけです。
すばらしいですね。
どんな子どもも親に認められたい
子どもはけなげなんです。
なんとかして、親の期待に応えようってするんですよ。
『親から認めてもらうこと』
『親から愛してもらうこと』
子どもは、そうしてもらうために
精一杯がんばるんです。
でも、親の期待や理想通りにはなりませんよね。
親の『べき』と現実に大きなギャップが生まれるから
イライラしたり、つい感情的に怒ってしまったりしちゃうわけです。
そんなことが何度もつづけば、子どもは自信を無くします。
自身がなくなれば、不安になったり無気力になったり
または、別の問題行動をとります。
でも、それも親からの注目を求める行動なんですね。
親だって、怒ってばかりだとつらいです。しんどいです。
そのネガティブな気持ちは親自身を責めることになります。
自分を責めれば、またネガティブな感情がたまります。
怒りのもとにつながっていくのです。
そして、また子どもに対して怒ってしまう・・・。
悪循環です。
じゃあ、どうすれば断ち切れるのか?
子どもへの『べき』を断捨離する
今日のブログへ書いているように
まずは、親自身の子どもへ期待する
「べき」を書き出してみましょう。
・ご飯のときはスマホをさわるべきでない
・一日3時間以上勉強すべき
と言った具合に、付箋に書きます。
そして、大切なものから並べ替えて優先順位をつけてみる。
これは捨ててもいいなと思うものは
思い切って捨てちゃいましょう!
子育てを完璧にしない!
親だって、失敗しながら成長すればいい。
ぼくがそうでしたからね。
子どもも失敗します。
失敗を許し、励ます。
次への意欲につなげていくことが大切。
親も子どもと一緒に成長すればいいんですよ。
アンガーマネジメントを学び活かすことで
親子関係が改善されていったこと。
決して、偶然ではなく
お母さんが日々意識されて活用されたから。
もっと日本全国のお母さんお父さんに伝えたいです。
「いなっちに来てもらいたい」
「とりあえず、コンタクトとってみたい」
どうぞお気軽にご相談くださいね。
アンガーマネジメントの基礎を学びたい方。
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