こういう子育ては子どもをダメにする
子どもの失敗許していますか?
怒りの取り扱いアドバイザー
日本アンガーマネジメント協会
ファシリテーターの
いなっちです
飢えている人がいたら
「魚を釣ってあげますか?」
「それとも魚の釣り方を教えますか?」
『子どもの心のコーチング』
子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)
- 作者: 菅原 裕子
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/10
- メディア: 文庫
から今日も紹介します
この本では親の子どもへの関わりについて
次のように書かれています
親の「ヘルプ」が子どもをダメにする
魚を釣ってあげるというのはヘルプ
産まれたばかりの赤ちゃんを世話することです
でも、飢えた人へ魚を釣り続けてあげたとしたら?
自分の飢えを自分で解決することなく
人に頼って生きることになります
親にずっとヘルプされ続けた子どもも同じです
親は子どもに対してどんなヘルプをしがちでしょうか?
①子どもがするべきことを逐一指示し、命令する
(一緒にいるとほとんど親がしゃべっている)
②子どもの欲求を察し無条件で何でも与える
(子どもは求めなくても、物が手に入る)
③子どもがどう感じるべきかを教える
(子どもの痛みや悩みを受け入れず、説教する)
④子どもは親の延長と考え、親が求めるとおりになるよう期待する
(子どもがどうしたいかは聞かない。聞いても尊重しない)
⑤子どもの問題をすべて親が解決する
(子どもがするべきことを親がかわってやる)
子どもが幼いころはすべて親のコントロール下にあるので、これらのヘルプは問題となって表れてはきません。ところが、年齢が上がるとともに、子どもはどんどん社会に出ていきます。そのとき、ずっと親の指示で動いてきた子は、指示がないとどう動いていいのか判断できません。
また、欲しい物を親がすべて察して、求めなくても与えられてきた子は、自分の欲求を正しいやり方で伝えられません。親に充分聞いてもらっていない子は、自分の気持ちをうまく伝えられません。親にすべての問題を解決されてきた子は、問題に立ち向かう勇気をもちません。
以上が本からの引用です
昨日のブログでは
「甘やかす」ことと
「甘えさせる」ことの
違いについて書きました
「甘えさせる」ことを
おろそかにして
「甘やかす」ことをしてしまうのは
とても危険ですね
親が良かれと思って
子どものためにしていることが
本当に必要なのか?
子どもの人生を
親が「こうあるべき」と
枠へはめて
枠から外れることを
させないようにしてはいないでしょうか?
失敗も子どもには必要です
失敗から学ぶのです
失敗から成長するのです
- 作者: 安藤俊介
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2015/10/20
- メディア: 単行本
イラスト版子どものアンガーマネジメント : 怒りをコントロールする43のスキル
- 作者: 篠 真希
- 出版社/メーカー: 合同出版
- 発売日: 2015/07/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 作者: 戸田 久実
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2015/05/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 作者: 安藤 俊介
- 出版社/メーカー: 星雲社
- 発売日: 2015/02/28
- メディア: 単行本
パワハラ防止のための アンガーマネジメント入門: 怒り、イライラのコントロールで、職場は変わる! 成果が上がる!
- 作者: 小林 浩志
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2015/02/14
- メディア: 単行本
子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)
- 作者: 菅原 裕子
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/10
- メディア: 文庫
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