子育ては、引き算より足し算で!
岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
今日も昨日の続き
『叱らない子育て』出版社:学研プラス 、著者:岸見一郎
子どもを
「しからない」「ほめない」
そのかわりに
「ありがとう」「たすかった」
がいいと書いています
なぜ、そうなのか?
次のように書かれています
【第4章 子どもを勇気づけよう】
自分を好きになってほしい理由はもう一つあります。自分に価値があり、自分のことが好きだと思える時だけ「課題」に取り組む勇気を持てるからです。
アドラーは「あらゆる人間関係は対人関係の悩みである」といっています。こんなにつらい思いをするくらいなら、いっそ一人で生きたいと思った人もあるかもしれません。
しかし、人と関わることで傷つくこと、裏切られること、悲しい目にあうことを避けていれば、誰とも深い関係に入ることはできませんし、深い関係に入ることができなければ、生きる喜びも得ることはできないのです。
そうなんですよね
自分のことが好きでないと幸福になれませんよね。
自分のことが好きになるためには?
それは貢献感を感じる時なのです。
それは次のように書かれています。
どんな時に自分に価値があり、そんな自分のことが好きになれるかというと、自分は役立たずと思っていたけれど、こんな私でも役に立てていると思える時、自分に価値があると思え、そんな自分のことが好きになれるのです。
そのように思えるように子どもに「ありがとう」「助かった」という言葉をかけるのです。
これを読んで、なるほどと思いました
自分の価値を認めることで
自分を好きになれる
そのきっかけが
「ありがとう」「助かった」
の一言なんでしょうね
そして、私が最も好きなところです
生きていることをいわばゼロとすれば、何でもプラスと考えることができますから、どんなことについても声をかけることができます。子どもが、親は自分のことをちゃんと見てくれていると思うようになれば、やがて問題行動をしなくなるはずです。
決して理想の子どもを頭に描き、その理想から現実の子どもを引き算するのではなく、生きていることをゼロとして、何でもプラスと考えて加算して、子どもたちを見ることができれば、生きていることで貢献していると考えることができ、どんな子どもにも必ず声をかけることができます。
私が講演の中で子育てについて話す時
「子育ては引き算じゃなく、足し算でいきましょう」
と伝えます
まさに、このことなんですよね
親の理想から引き算していくのが
子育てじゃないんですよ
今、子どもにできていることを認め
足し算で育てること
もう一度、見直してみてはいかがですか?
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