こんにちは。怒りの取り扱いアドバイザーこと一般社団法人日本アンガーマネジメント協会ファシリテーターのいなっちです。
NHK NEWS WEBを見ていたところ
『子どもの怒りのコントロール方法 学ぶ動き広がる』
詳しくはこちら→http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151003/k10010257591000.html
という記事を見つけました。
記事にはこのような動画もあるので、ぜひご覧になってみてください。
その中で、東京・港区で教員やカウンセラーを対象のアンガーマネジメント講座の様子が紹介されています。
子どもの怒りの感情をコントロールする方法を学ぼうと24名参加。
講師は、日本アンガーマネジメント協会の篠真希さん。
教育現場へもアンガーマネジメントを取り入れたいと、学校や教育委員会などから私たちの協会へ問い合わせも増えていますし、講座を受講される先生方も増えてきています。
それだけ、子どもたちの怒りの感情コントロールがうまくできていない現状もあります。
ご存じの方も多いかと思いますが
文部科学省が9月16日に発表した「問題行動調査」
国公私立の小学校での「暴力行為」が
2014年度は11,468件
2006年に比べて3倍に増えています。
暴力としてとらえるかどうかの基準が、以前より下げられている可能性もありますが
現場の教師としては、暴力行為は減ってはいないと思います。
こういう子どもの暴力に対して
「教師・親・大人が子どもへ甘い」
「大人の威厳がない」
「昔のように体罰や鉄拳制裁も必要だ」
といった意見も聞かれます。
今回紹介したNHK NEWS WEBの記事の中で、
小学3年生の女子児童が1年生の夏ごろから、学校などで暴力をふるうようになった事例が紹介されています。
母親は4年前に離婚し、アルバイトとパートの2つの仕事を掛け持ちし、帰宅するのは午後10時を過ぎる毎日だったそうです。
暴力の原因が、母親と一緒にいられない寂しさで不安だったことに気づいた母親。
残業が深夜に及ばない正社員の仕事に就き、娘と一緒に食事をしたり遊んだりする時間を作るようにしたら、暴力はだんだん収まってきたようです。
結局、子どもの暴力の原因を安易に
大人の威厳だとか体罰などの『力による教育や子育て』をしても、何の解決にもならないのです。
もし、力による押さえつけで育ててしまうと
力で押さえつける親や先生の前では言うことを聞いたとしても
優しい先生や弱い立場の友達へ怒りをぶつけ、暴力はますますひどくなったりします。
力による教育や子育てでなく、親子のスキンシップをもっともっと大切にしていきましょう。
そして、感情コントロールのできる人間に成長していけるよう
学校や家庭で『アンガーマネジメント』が普通にできるような世の中にしていきたいですね。
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