子供に完璧 を求めていませんか?親も子どもも弱音を吐けていますか?
岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
前回のブログ白黒思考 が悪影響!アンガーマネジメントで親子関係改善では、親の白黒思考が子どもへ悪影響を与えることや『子どもへの理想を高くし要求する。子どもの失敗を許さない。これが続くと、よほど知恵があって、ある程度要領の良い子は切り抜けられますが、そうでなければ徐々にエネルギー切れしていきますよ』とお伝えしました。
教師も白黒思考で子どもへ関わっていると、自分の描いた理想通りにいかないので子どもへ厳しく指導しがちになり、子どもはもちろんのこと教師自身も疲弊していきます。
教師時代の僕は「上手くいかんこともあるけど、まあなんとかなる」という気持ちでやっていることが多かったです(笑)
こんな書き方すると、すごくいい加減な教師だったと思われそうですが、子どもにとって完璧にできる教師がいいというわけじゃないですよ。
子供の前でも素直に「ごめんね」って言えるとか、子供の前で弱音も出せれて子どもと一緒に問題解決していけるとか、そういった先生のほうが、案外うまくいくんじゃないかなと。もちろん弱音ばかり吐くのも問題ありですけど。
ただ教員に限らず、大人も子供も弱音を吐けるかどうかは、すごく大切なことじゃないかと思います。
遊びがあるからスムーズに動ける
長い人生ですから、とことん自分を追い詰めて何かに打ち込むといった経験も大切です。
ただ、毎日限界ギリギリで追い込み息を抜く暇もないようなガチガチな生活はできませんよね。ホッと息を抜く遊びのようなことも人間には必要です。
ところが責任感強い人や自分に対して厳しい人は、なかなかそうもいかないようです。
僕はその逆で自分に対して緩い人間だと思っていたので(今でもですが・・・)、若い頃に校長から言われた言葉が印象的で、今でもはっきりと覚えています。その言葉とは?
次のページへ続く。
1
2