我が子が家に帰ってきて、イライラしながら「最悪!全然仲いい人おらんし」と言ったら?
まずやってほしいことがあるんです。それはいたってシンプルで誰でもできる簡単なこと。
とりあえず、子どもの気持ちを『受け止める』だけ。
文句を言ってもどうにもならないけれど、子どもは気持ちをわかってもらいたいから、愚痴をこぼすわけです。
まずは子どもが言ったことに「そうか~」「そうかそうか」「へえ~」「そうなの?」といった言葉で『相づち』を打つ。
『相づち』に続けて、子どもの言ったキーワードになる言葉を『オウム返し』する。
「そうかそうか、仲いい人いなかったかあ」
まずはこれだけでいいです。
さらにやってほしいのが、子どもの気持ちを言葉に変えて伝えてやることです。
子どもの表情がつらそうだったら
「それはつらいよね」
子どもの表情がイライラしていたら
「そういうことだとイライラもするよね」
こうすることで、親は自分の気持ちを受け止めてくれていると実感できます。実感できることで安心感も生まれてきます。
すぐに『批判』『評価』『アドバイス』をするのは御法度ですよ。
私たち大人も「とりあえず聴いてほしい」と思っているときに、伝えた相手から『批判』『評価』『アドバイス』がすぐに返されたら嫌でしょ?
子どもが自分で乗り越えていけるサポートをする
ただしいつまでも不平不満を言い続けているなら、気持ちの切り替えも必要。
だからといって「いい加減に気持ちを切り替えなさい!」と怒ったら、せっかく受け止めた気持ちもどこかへいってしまいます。
ではどう声をかけたらいいでしょうか?
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