コミュニケーションの行き違い でイライラしていませんか?
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
結婚して27年目。毎年年末年始は実家で過ごすか、我が家で過ごしたとしても子ども達の誰かが一緒に過ごしていましたが、今年は妻と二人でのんびり静かに年を越しました。妻と二人だけで新年を迎えたのは初めてで新鮮でしたね~。
さて妻と過ごしている中で、ちょっとしたコミュニケーションの行き違いがあったので紹介します。これって、夫婦だけでなく親子でもありそうなことなので、ぜひご覧くださいね。
ありがちな コミュニケーションの行き違い
妻「シップ貼ってくれない?」
僕「いいよ。どこにあるん?」
妻「そこの箱の中に入っとるから」
僕「あっ、わかった」
このやりとりの後に僕はシップを出して、妻の肩へ貼ったわけです。ところが妻が意外な反応をしたんですよ。
妻「あー!そういうふうにやっちゃうかぁ~!?」
僕「なに、なに~!?」
妻「いやいや、いっ、いいんよ。いや、私の伝え方が悪かったんよ」
僕「えっ!?なにか間違えた?」
妻「私はシップの袋の中で、もう封が切られているものの中の量が減っているものから使ってくれると思い込んでいたんよね。でも尚ちゃんは量の多い方から使ったから・・・(笑)」
僕「そういうことじゃったんかぁ。俺はなんにも考えずに目に留まったシップの袋を手にして開けたわ。ハハハ」
妻「私が具体的に伝えてなかったのがいけんのよ。残り少ない方から使って、と言ったらよかったね。」
これがそのシップ。
相手のせいにするから腹が立つ
こういった コミュニケーションの行き違い って、結構あるあるじゃないですか?
自分は「こうするはず」と思って伝えているのに、相手はそうじゃないことをする。
そして相手の行動に「なんで!?」「普通はこうでしょ!?」「これくらいわかるでしょ!?」といった気持ちになってしまう。
でも冷静に考えれば、今回の妻のように「私の伝え方が悪かった」というふうになりますよね。
今回は夫婦間のことでしたが、これって親子間でも上司と部下でも同僚どうしでも、人と人とのコミュニケーションで起きることです。
そんなときに「なんでわからないんだ!?」「これくらいわかってよ!」といった自分側の判断基準や価値観をもとにしてしまうから、イライラもするし、相手を責めることになっちゃうわけですよ。
また、相手を責めなかったとしても、「なんでそういうことする?」「なんでこうしないの?」といったちょっとした疑問の積み重ねが大きくなってストレスになったりします。
「なんで相手はわかってくれないんだ!?」と思ったときには、まず自分を振り返ってみましょうね。
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