ゲームやネットのやりすぎで ゲームやネット依存 にはならない!
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
子育て講演会でときどき「ゲームやネットのやりすぎが原因で依存にはなりませんよ」と伝えることがあるのですが、どうもそれに納得できないかたもいらっしゃるようです。
ちなみに我が家では、長男が中学生の頃ゲームについては時間制限はあって無いようなもので、やってもいいけど、宿題やって風呂入って、夕飯を家族と食べて、翌朝学校に間に合うよう家を出てくれたらOKって感じでした。
ただ我が家でゲームする場合は、我が子も遊びに来た友人も「死ね」「殺す」を言わないルールがあり、妻はそこに厳しかったです。
長男は吹奏楽部で忙しく、めったにしかない部活動のない休日には一日中押し入れにこもって、ゲームやネットに興じておりましたが、ゲーム依存にもネット依存にもなっておりません。
ところが世間では、「オンラインゲームで攻撃的な性格に変わった」「ゲームにのめり込んで登校を渋るようになった」といったお悩みをみかけます。
我が家のように際限なくさせていても依存にならない、こういった差はいったい何なのでしょうか?
子どものゲーム依存やネット依存について、クリスマスシーズンに妻と話をしたことを以前ブログへ書いたことをリメイクしたのでご参考になれば幸いです。
子どもが ゲームやネット依存 になる原因は?
僕「 ゲームやネット依存 ってよく言うけど、あれはゲームやネットのせいじゃなくて、親子関係や学校生活の問題をたまたまゲームやネットで子どもが問題回避しとるだけじゃろ」
妻「そうそう。子どもが心から欲しがっているゲームを買い与えておいて、『30分で終わりなさい!』『宿題をしてからにしなさい!』って制限をかけるのは、子どもにとってはある意味、意地悪でしかないでしょ?双方同意のお約束ならいいけどね」
僕「ほんとそうじゃで。俺だって、欲しかった車を買ったときに30分しか乗ってはダメと、もし制限かけられたら、ストレスたまっていくわ」
妻「子どもだって、欲しくてたまらなかったゲームが手に入っても、制限ばかりかけられることが続くとおもしろくもない。せめて家庭の雰囲気が良ければ救いようがあるけど、おもしろくない家庭の雰囲気になっていくなら、子どもも息苦しくなって、ゲームをしていると息苦しさから解放されて、ゲーム時間が長くなっていくんだと思うよ」
僕「親子の間に信頼関係がしっかりできあがっていれば、子どもはゲームやネットを楽しむことはあっても、依存することはないね」
親子関係が良ければ子どもは自分でゲームに制限かけられる
さらに話は、次のページへ続く。
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