子どもの問題行動 は家族の関わりの中で発生する!
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
ブログの更新をサボってしまい、楽しみにされている方には申し訳ございません。
ありがたいことに、ここ数日は連日のように講演&研修&面談&資料作成でブログを書く余裕がないというか、書く気力が起きませんでした。
今回は子どもの気になる行動には子どもだけの問題じゃなく、家族の関わりが大きな影響を与えているということについてお伝えします。
子どもの問題 だから子どもが悪いわけではない
・子どもが学校で落ち着かず度重なる注意を受け、学校から親に電話がかかってきて事情を説明される。
・子どもが学校に行きたくないと言い出す。
・友だちに影で意地悪なことをしていた。
・親に注意されても言うことを聞かないどころか、言い返してくる。しまいにはウソをつく。
こんな状況になったら、本人も親もきょうだいも家族みんなつらいですよね。苦しくなって誰かに相談しに行くわけですが、相談中によくみられるパターンがあるんですよ。
最初は「子どもがこんなことして困っています。」と「子ども」の行動についてあれこれ挙げていきます。
それが一通り終わると今度は「実はお父さんが・・」「実はお母さんが・・」「実はおじいちゃんが・・」「実はお兄ちゃんが・・」と他の家族に関する困りごとになっていくわけです。
あれ?子どもだけの問題じゃなさそうだな?と思いますよね。そうなんです。
「 子どもの問題行動 」=「子どもが悪い・子どもだけの問題」と単純にとらえると解決につながらないんですよ。
家族はお互いに影響しあって成り立つ一つのシステムとしてとらえる『家族システム理論』という考え方があり、この考えに基づいて『家族療法』があります。
家族の中にある原因を探ってみる
例えば、【お母さんが怒り過ぎる→だから子どもが反抗する】という単純な原因-結果論ではないんです。もっと他にも因子があるんですよね。
ではどんなことが因子としてあるのでしょうか?
次のページへ続く。
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