親子関係が良くなる より、悪くなることをやっていませんか?
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
大雨の中を歩く小学生に感動
2年前のことですが、朝から大雨だったので車にゴミ袋を載せて妻と一緒にゴミステーションへ行ったときのこと。
小学校の低学年らしき子どもが傘をさして集合場所へ歩いて行ってました。
僕「わあー!こんな雨でも一人で傘さして歩いてすごいなあ。この時間はもう小学生は集合の時間なんじゃな。うちの子どもたちも朝早くからがんばって行っとったなあ。」
妻「ほんと、毎日がんばってたよね。校区内で一番遠い通学班だったもんね。」
僕「こんなに雨が降ってたら、学校着いたときには靴もグショグショに濡れてしまって、大変じゃろうなあ。」
妻「学校へ行って帰ってくるだけでも、大変なことなんだから。それだけでもすごいと思うけどなあ。」
僕「そうそう。ほんとにそう思うで。元気に学校行って無事に帰ってきてくれるだけで充分じゃで。」
妻「でも、そう思えない人もいるんだろうね。そんなの当たり前だとか。」
僕「ほんとほんと。子どもへ多くのことを求めすぎ!」
妻「うちの娘を見ていたら、子どもへあれこれ要求しなくて本当に良かったって思う。」
僕「あれだけ自己肯定感が高ければ、幸せな人生を送れるじゃろうなあ。ハハハ。」
と、こんなことをゴミ捨てからの帰りの車で話しました。
親子関係が良くなる 3つのポイントとは?
子どもが大雨の中を学校へ歩いて行って帰る。これって当たり前のことなのでしょうかね?
僕は当たり前だとは思いません。すごいことだと思いますよ。
小さな体で大きなランドセル背負って、大きな傘をさして、歩くこと自体がすごいなあって思えるんです。
長靴は歩きにくいし、年齢が上がると長靴を履かなくなって靴が濡れるし、そして学校へ着いたときには、グショグショに濡れたソックスを脱ぐのか?それともそのまま履いて上靴履いちゃうのか?
どちらにしても、きっと気持ちが悪いだろうなあ。
気持ちが悪いまま、1時間目の授業が始まって一日過ごすのかなあ・・・。
そんなことを考えていると、一日学校で授業受けてまた家に帰ってくること自体、子どもはすごく頑張っていますよ。
これを『あたりまえ』と思っちゃうから、家に帰ってきても「早く着替えなさい!」「宿題済ませたの?」と、子どもへ要求ばかりになってしまうんです。
「お疲れさん」「雨だったのに頑張ったね」「大変だったでしょう」「足が気持ち悪かったよね」
子どもへの『共感』の一言を言うだけで、子どもの安心感は違いますよ。大人だってそうでしょ?
親が変われば、子どもは変わります。まずはあなたの意識を少しずつ変えていきましょう。
①子どもへ求める基準を下げてみる。
②あたりまえを見直してみる。
③子どもへ共感する言葉をかけてみる
この3つを意識するだけで、 親子関係が良くなる と思います。
これって部下育成でも同じだし、人間関係全般でも同じことですね。
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