岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
以前講演させていただいた某中学校の生徒さんから、こんな質問をいただきました。
お父さんが受験生の辛さを何もわかってくれなくて、本当にイライラするし、顔も見たくないんですけど・・・。
怒り爆発しても、一応親だからあまり良くないって思うんです。
こんな時、どうしたらいいですか?
お父さんは、良かれと思って子どもへいろいろ言うんでしょうね。
でもそれは子どもにとって『ウザい』だけなんです。
子どもへの伝え方を変えればいいのです
今回紹介した中学生のお父さんに限らず、我が子が思春期になって親の言うことを聞かないことにイライラしている人は多いのでは?
そんなあなたにこの名言をオススメします。
健全な人は相手を変えようとせず、自分が変わる。
不健全な人は相手を操作し、変えようとする。
アドラー心理学のアルフレッド・アドラーの名言です。
親の言うことを聞こうとしない子ども。なんとかして聞かせようとする親。お互いの着地点はあるのでしょうか?
「親の言うことを子供は聞くべき」と思い続けていると、まず着地点はないですよね。
子どもを変えようとすればするほど、お互いの距離は離れていきます。
不健全な人は相手を操作し、変えようとする。
まさにそういうことなんですね。だったら、自分が変わればいい。自分の伝え方を変えるのですよ。
「私が変わるなんて、子どもに負けたようで嫌です」
そう言われる方もいらっしゃいます。でも、それは違うのです。
そもそも、コミュニケーションは勝ち負けではありません。自分も相手も納得いく結果になることが大切。
ところが、自分中心でコミュニケーションをとる人は次のようなことに力を注ぎます。
・相手を無理やり納得させる。
・相手を打ち負かす。
・相手を自分の思い通りに動かす。
これを親子関係でやってしまうと大変なことになりますよね。
人として尊重してやれば親子関係はうまくいく
子どもをコントロールする。それは、子どもを自分よりも下の存在と思っているから。子どもは未熟な存在だと思っているんですよ。
確かに、年齢、経験、子どもは親に比べれば少ないです。でも人格のある一人の人間です。
子どもの気持ちや意見を尊重し認めること。すごく大切なんですよ。
子どもへ伝えたいことがあるなら、伝わる工夫をすればいい。健全な親は子どもを変えようとせず、自分をかえるのです。
どうすればいいかわからないあなた。これらのブログを参考にどうぞ!
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女子高校生の娘にクドクド叱るのをやめた親の対応に子育てのヒントあり
さて、今回ブログで紹介した中学生の質問ですが、とても重大なことが見えてきます
質問へ僕はどう答えたのか?
そしてその重大なこととは何なのか?次のページへ続く。