過酷な中学校生活とは?毎日の通学が22kmでも通えた訳とは?
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
だんだんと日没が早くなってます。
中学生の頃、嫌でしたねえ。
だって、家に帰る途中から真っ暗ですから。
僕は真庭市立勝山中学校出身。
当時は勝山町立勝山中学校。
中学校から自宅まで、約22km。
同じ町内か!?
って言いたくなる距離。
中学生の頃、山奥の自宅へ一人で帰る心細さを毎日感じていた
自宅からJR姫新線の富原駅まで自転車。
距離は8km。
行きは山を下って行くので30分。
ところが帰りは、途中から自転車押して歩かなくてはいけない急坂。
だから1時間かかる。
部活動して、18:00過ぎの気車に乗ります。
電車じゃないんですよ。
ディーゼルエンジンで動く気動車。
だから気車。
富原駅に到着が18:30頃。
そこから自転車こいで帰ります。
家に着くと19:30。
これが毎日の日課。
もう僕は嫌で嫌でたまらんかった。
同級生は元々5人しかいない小学校。
僕は一番山奥の集落で同級生はいない。
これが実家の集落。
だから、途中から一人。
当時の自転車は、スピード上げないとライトは明るくならない。
だから、途中からトボトボ一人自転車押しているときは、ほぼ真っ暗。
こんな細い道。
街頭は一切なし!
満月の日は、明るくて嬉しかったなあ。
母親が車で迎えに来てくれたときの嬉しさを忘れらない
そんな通学状況だったので、母親がぼくが友だちと別れて一人になる場所あたりへたまに車で迎えに来てくれました。
一人トボトボ自転車を押していて、車のライトが見えたとき
「あっ!迎えに来てくれた!」
あの嬉しさは今でも忘れられないですね。
車に自転車積んで帰れた時は、ほんと嬉しかった。
車のライトでなぜ、自分の親だとわかるか?
僕の集落より奥には誰も住んでいない。
年寄りが多く車に乗れる人は限られている。
だから夜に車が来るのは、我が家の確率が高い。
そういう状況だったんです。
ところが父は、迎えに行くことを反対。
「それくらい自分で帰らせりゃええ。甘やかすな!」
だから、母親もかなり気を遣って迎えに来てくれたようです。
父親としては、それが我が子を鍛えることになると思っていたのでしょう。
無理もありません。
自分だって、これくらいのことしてきた。
それで自分を鍛えることができた。
そう思っていると、子どもにもさせたくなるわけです。
そういった中学、高校時代を送ったいなっち。
仕事に支障がない限り、毎朝高校生の娘を車で送ってます。
自転車で行っても、10分くらいの距離なのに。
でも、それは好きでやっていること。
なぜなのか?
このことについては、次回に書きますね。
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