自分に起きることは必然!手術後の苦しみが生きる喜びという経験
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
虫垂炎で死んでいたかもしれない手術
前編はこちら
➡あと1日遅れたら死んでいた?命の大切さを学んだ高校生の経験
いよいよその後編。
麻酔が切れてからが本当の苦しみだった
手術は無事に終了。
でも、その後にもがき苦しんだのです。
麻酔が切れてからの傷口の痛み。
傷口にはなんとホースのような管が!?
そこからお腹の中にある膿を出すんです。
その傷口を消毒するときが激痛。
さらに、傷口と腸が癒着しないために、寝返りを時々打つようにと医者から言われてました。
ただでさえ痛い傷口。
寝返りを打つことさえ自分ではできない状態。
母親が寝返りを手伝ってくれるのですが、横へ向くときにこれまた激痛。
もう嫌だ!
じっと寝ていたい!
辛かったですね。
さらに、辛く苦しかったことがあります。
術後の飲食は一切禁止ってこと。
水もダメ!
点滴のみ。
たしか、2日か3日飲食禁止でした。
喉がカラカラになるんです。
でも口に水を入れて、口の中を湿らせて吐き出すだけ。
これほど苦しく辛いことはないんです。
手術後の苦しみが生きる喜びという経験になった
ジュースを口に入れても、ハッキリ味がわからない。
僕はそこでわかったんですよ。
味を楽しむのは舌じゃなかった。
喉を通り過ぎて、初めておいしさを感じるって。
口の中に入れるものを、飲み込みたい!
もうしんどくてしんどくて、たったの2~3日のことでしたが、数週間のような長い日々に感じました。
そして、いよいよ飲み込んでもいい日がやってきたのです。
久しぶりにゴクリと飲み込んだ水。
なんて美味しんだー!
もう感激!
こんなに水が美味しいんだなんて。
生まれて初めての経験でした。
毎日当たり前のように、飲み食いしていること。
これが当たり前でなくなったとき、初めてありがたさがわかるんです。
とっても辛かったけれど、貴重な経験です。
自分に起きることは偶然ではなく必然
自分に起きた出来事は必然だなあって、今更ながら感じます。
思い出すだけでも二度と経験したくない。
でも、この経験があるからこそ『生きる』ことの喜びとありがたさを知ることができました。
今起きていることは、偶然ではなく必然。
きっとそうなんですよ。
いろんな人に出会ったり、経験したりすること。
そこにどんな意味があり、何を自分へ気づかせてくれるのか?
そう考えていくと、意味あることばかりにしか思えないんですよね。
来週の兵庫県香美町での講演も意味あることです。
いかがですか?
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