あと1日遅れたら死んでいた?命の大切さを学んだ高校生の経験
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
昨日は、特定医療法人美甘会 勝山病院様からのご依頼で「組織活性化に活かすアンガーマネジメント」をお伝えさせていただきました。
実はこの病院、僕の生まれ育った故郷にあります。
そして、僕も大変お世話になりました。
腹痛が3日続き虫垂炎で入院した高校時代
それは高校1年のとき。
腹痛で一日休みましたが治らない。
以前から腹痛が時々あって、たまに学校を休むこともありました。
だから翌日には治るだろうと思ってましたが、ときどき急激な痛みがくるんです。
座薬を入れながら痛みを抑えてました。
3日目になると、座薬を入れる回数がどんどん増え、強烈な痛みが来るサイクルがどんどん短くなってきました。
母親が心配になって、4日目に医者へ連れて行ってもらうと「虫垂炎」と判明。
お医者さんからは
「ちょっと切るだけの30分くらいの手術で、1週間ほどで退院できるから」
と、言われてその日に手術することに。
手術中に言った医者の言葉が衝撃的だった
いよいよ手術。
局部麻酔を打たれて、手術室へ。
仰向けになって寝ていますが、首より下はカーテンで隠れているので、どんな処置がされているのかはわかりません。
でも意識はあるので、お医者さんの話し声やカチャカチャ器具の音が聞こえてくるんです。
手術が始まって結構時間経ったような気がするのに、終わらない。
30分くらいで終わるといったはずなのに・・・。
そして、衝撃的な言葉が聞こえてきたのです。
「こりゃいけんぞ。お父さんを呼びなさい」
えっ!?いけん!?
「いけん」とは岡山弁で「ダメ」という意味。
お、お父さんを呼ぶ!?
一体何が俺の体に起こったんだ!?
すると、父親が入ってきて説明を何やら受けている。
ハッキリ聞こえてきて、今でも忘れない一言。
「やれるだけのことはやってみますが・・・」
えええええええー!!!
死ぬのか俺!?
ものすごいショック!
あと1日遅れたら死んでいた経験で命の大切さを学べた
意識はあるぞ!
1+1=2
目はあいているぞ!
目も動くぞ!
絶対に死なない!
俺は生きる生きる生きる!
手術中、絶対に生きるって考え続けてました。
結局手術は2時間かかり、無事に終了。
何が起こっていたのか?
虫垂炎を3日間ガマンしたために、炎症を起こして腫れた盲腸が破裂し、腹膜炎を起こしかけていたそうです。
だから強烈な痛みがあったわけですね。
手術後に医者が教えてくれたんですが
「あと1日遅れたら、死んでいたかもしれんよ」
あと1日家でガマンしていたらと考えると、ゾッとします。
そして、生きててよかったー!
生きているって、こんなにありがたいのか!
それを実感しました。
しかし、僕の苦しみはここからだったのです。
それは次回で。
ぜひこちらもご覧ください。
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