子育ては聴く!子供から聞いたアンガーマネジメントで母親に変化
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
講演終了後に声をかけてくださった女性。
「今日は念願だった稲田先生の講演にやっと参加できました」
これほど嬉しい言葉はないです。
子供から聞いたアンガーマネジメントで母親が変われた
その女性はさらにこう言われました。
「昨年、息子の学校で講演されたとき参加したかったのですが、都合で参加できず、さらに今年私の職場の研修に先生が来られた時も参加できず、今日こそはという気持ちで今日は参加できて本当に良かったです」
なぜ、こんなにも参加したかったのか?
それは息子さんの影響が大きかったのです。
「息子が先生の講演を聴いて、家に帰ってきて『べき』の話とかを私に教えてくれたんです。それを聞いて、私も無駄なことで怒ることも減り、すごく自分が楽になりました」
すばらしいですね。
お子さんの話を聴かれて、自分を変えることができたと。
なかなか簡単にできることじゃないですよ。
子供にアンガーマネジメントを否定する母親もいる
この女性のように、子どもの話を聴く姿勢。
見習いたいものですよね。
逆のケースもあります。
家に帰ってきた子どもが
「今日なあ、学校でアンガーマネジメントを教えてもらったんでー。怒ったときは6秒待つんで!」
とお母さんに言ったんでしょう。
ところがお母さんの反応は
「腹が立ったときに6秒待てるわけがないじゃろ!」
せっかく子どもが学校で僕の講演を聴いたのに、こんなことを言われる人もいるんだと、ある小学校の先生が教えてくれたことがありました。
子どもがアンガーマネジメントをお母さんに伝えようってしたのに、それを否定するなんて。
すごく悲しい気持ちになります。
子供の話を聴く姿勢を親が持っていると親子関係は良くなる
忙しかったり、余裕がないときはあります。
そんなときに、子どもがいろいろと話しかけてくると、言葉を返すのもしんどいですよね。
でも、反応してやってください。
「へえ~、そうなんだ」
それだけでもいいですから。
「腹が立ったときに6秒待てるわけがないじゃろ!」
って言うよりも、簡単ですぐに言えるでしょ?
子どもが言ったことをまず受け止める。
否定しないことです。
そのためには、親がイライラや怒りの感情と上手につきあえるようになっておくことが大切。
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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