思春期の子供を理解できない、思春期の子供は親に秘密を作るもの
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
【思春期は子ども扱いしないこと】
昨日は妻が娘の部屋を大掃除しました。
まあ、いろんなものが出てくる出てくる。
「こんな状態で寝られるなんて理解できんわ」
と、妻が呆れて果てていました。
思春期の子どもを理解できないって、多くの方が思われているかもしれませんね。
思春期の子供が何を考えているか親は理解できなくていい
さて思春期あたりから、子どもの口数が減ったり、話してくれることも減ったりします。
親としては、子どもの変化に戸惑ったりしますよね。
「うちの子って、何を考えてるのかわからない」
こんな気持ちにもなることでしょう。
小さい頃は毎日いっぱい話をしてくれていたのに。
なんだか寂しいですよね。
でも子どものことをすべて理解する必要があるのでしょうか?
べつに子どものことをすべて理解する必要はないと思うんです。
思春期は自立していくから子供の秘密も増えていく
親から離れていくのが思春期。
それは子どもの自立です。
この時期は親よりも友達を大切にします。
小学生までは幅広い友達関係ですが、自分の価値観に合った友達を求めるようになります。
そうなれば、友達との間で秘密も出てきます。
親にそんなこと言えるわけありません。
そうなれば、親に話すことも減ってきます。
子どもが何を考えているのか分かりにくくなるでしょう。
でもそれは、自立してこうとする証拠。
うちの子どもは健全だって思えばいいんです。
思春期の子育ては子ども扱いしないこと
子どもが親に内緒で何かやっている。
もしかして悪いことしてるのでは?
そういう心配もときにはあるかもしれませんね。
前回のブログで書いた子どもの『根っこ』
詳しくはこちら
→子供の心に必要な栄養は?思春期の子育ては子供の気持ちの理解
子どもの『根っこ』がしっかりしていれば心配ないですよ。
少々なにかしでかしても、それは良い経験で許せる範囲のことです。
子どもを信じられないから、あれやこれやと子どもに聞く。
または親自身が不安だからあれこれ聞く。
それは思春期の子どもにはウザいだけ。
子どものことを『子ども』として見るから、不安にもなるのです。
子どもと言えど、親とは別人格。
子どもは子どもの人生を生きています。
一人の人として認め、尊重してあげてみてください。
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