思春期の子育ては愛情貯金?千葉放火事件から親の関わりを考える
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
千葉県印西市で起きた放火事件。
ニュースを見ていて、容疑者の父親が次のようなこと言われていました。
「このようなことがもし事実なら、しっかりと罪を償ってやり直してほしい」
僕はすごく違和感感じたんです。
我が子の起こした事件をまるで評論家のように冷静に答えられるのだろうか?
まるでよその子どもの起こしたことのような発言。
どのような家庭なのかわかりませんから、これ以上の推測は避けますが、親子関係に何らかのゆがみが生まれていることは事実だろうと思います。
子育てで最も酷い接し方は子どもを無視すること
子供の人生と親の人生を一緒にしてはいけない。
普段からブログへ書いています。
感情的に怒ったり、時には手を出してしまう。
これらは子育てで良くないです。
でも、もっと良くないことがあります。
『無関心』や『無視』
思春期の子どもに見返りを求めないほうがいい
子どもが朝起きたとき、子どもからどんな表情や言葉をもらいたいですか?
・笑顔
・スッキリした表情
・「おはよう」の挨拶
こういった見返りを求めたりしますよね?
でも、朝は子どもも大人も苦手な人が多いです。
憮然とした表情で起きてくる子ども。
「おはよう」と声かけても反応なし。
ご飯食べても「ごちそうさま」もなし。
さらに学校へ行く準備も遅い。
だんだん親も腹が立ってきたり・・・。
思春期の子どもには親の方からプラスに関わる
親子関係に関わらず、人との関係をより良くしていくコツ。
それは、自分からプラスな関わりをすること。
自分から笑顔で。
自分から挨拶する。
自分から感謝を伝える。
プラスな関わりをたくさんされると貯金のように貯まっていきます。
そして、溜まった貯金のおかげで他人へプラスな関わりとして反映されます。
親は子どもから貯金をもらうのではなく、子どもの心へ貯金をしてやるといいですよね。
親が一生懸命思春期の時期もプラスを与えてやれば、子どもは大人になって今度はプラスを人へいっぱい与えていけるようになりますよ。
子育ては子どもの心に愛情貯金させていると思えば気持ちも楽になる
今回最初に取り上げた放火事件。
容疑者の親は子どもの心へプラスの貯金をしてきたのでしょうか?
人は無関心や無視が一番つらいです。
どんなに虐待を受けても、親から切り離されたくない子どももいます。
虐待でも親から関わりを持たれている方がいいという無意識の行動。
それだけ、親から無関心や無視されることは、子どもにとってつらく酷いことなのです。
さて、思春期の子どもにプラスの関わりしても、無反応や無視の関わりをされると親としてもつらいですよね。
でもそれは、子どもの心へ愛情貯金しているから大丈夫。
今はつらくても、子どもの心は満たされ、健全な成長につながっていますから。
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