怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
・怒鳴りつける
・にらみつける
こういう人が上司だったら?
当然、嫌ですよね。
正論を言われても威圧的な態度では拒絶してしまう
上司が言うことはおそらく正論。
当然、自分には反省しなくてはいけない点がある。
でも、怒鳴られたり、にらみつけられたりすると、いくら正論をいわれても拒絶したくなりませんか?
または逆に、
「なんだあの言い方!」
と、自分も腹が立ってきたりとか。
指導する立場にある人は自分を客観視できなくてはダメ
機嫌の良いときと悪いときの差が激しい人が上司だったり先生だったりすると、部下も子どもも委縮してしまいます。
僕の経験で、ある部活動の生徒が言ったこと。
「稲田先生、〇〇先生って今日の機嫌はどうですか?」
と、僕へ聞きに来たことがあります。
その先生、機嫌によって大声で怒鳴ったり、生徒が何かを聞きにいけば「あー?」って不機嫌な表情。
何で怒るのか、理由がわからないと言う生徒もいました。
でも、機嫌いい時は冗談言って生徒を笑わせる。
生徒はすごく気を遣っていましたが、同僚として僕もすごく気を遣いましたよ。
人をコントロールするために怒るのはダメ
機嫌の良いとき、悪いときの差が激しい人。
激しく怒るときとすごく優しいときの差が激しい人。
計算尽くの人もいます。
アメとムチってやつです。
計算尽くなら、にらんだり怒鳴ったりしていいのか?
いいわけないです。
人をコントロールする。
人を自分の思い通りに操る。
それは一見、あの人は指導力があると思わせます。
でも、それでは自立した人間の育成につながらないのです。
怒らせると面倒くさいから言われる通りにしておく考えない人が育つ
自立した人間の育成にならない理由。
それは、怒らせると面倒くさいから。
だったら、反論するのはやめよう。
顔色だけをうかがう。
本当はこの方法より、別の方法がいいときでも、言われる通りにするだけ。
何かを生み出す力、自分で考える力は生まれてきませんよね。
こういう管理職のいる学校。
一つだけメリットもあります。
管理職以外の教職員の団結力が高まること
「A先生、また理不尽に怒られて大変ね」
「いえいえ、B先生だってこないだ大変でしたね」
こんな感じで、お互いの気持ちを共有できるようになるので、団結力は高まったりするんですよね。
ただ、組織としての本当の団結力や成長にはなっていない・・・
と、思うのですが
皆さんはどう思われますか?
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