子どもに感謝しなさいと言わないほうが子育てが上手くいく理由とは?
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
「愛とは見返りを求めない」
昨年参加した、岸見一郎さんの講演会。
その時、印象に残った言葉です。
岸見一郎さんと言えば、嫌われる勇気で有名になりましたよね。
子どもが親に感謝するのは当たり前じゃない
子どもは親に感謝するべき。
それは違うと思うのです。
感謝というのは、自然に生まれる感情。
子どもに求めるものではない。
子どもにとって、親は無条件で愛情をあたえてくれる存在。
子どもが生まれたとき、僕たちは無償で子どもを愛していましたよね。
「この子を世話しておけば、老後は面倒見てくれるだろう」
こんなこと思いませんよね?
子どもは親から愛されて当然で、親は子どもを愛することが喜び。
子どもから感謝されることを目的にして子育てしてるわけじゃないのです。
子どもの部屋に貼られていた驚きの感謝の言葉に涙
子どもから見返りを求めていたわけじゃないのに、実は驚きの光景を目にしたのです。
予備校生の次男のアパートへ行った時のこと。
なんだこれは!?
よく見ると、僕たち夫婦の写真。
以前ブログへ載せた写真です。
そのときのブログはこちら
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ラーメン屋でイライラ怒る夫に妻が言った神対応の言葉とは?
さらに近づいて見ると、なんと!
「お母さんお父さんありがとう。僕の人生は幸せです」
こう書かれていたんです。
涙がこぼれました。
感謝を求めなくても子どもは親の気持ちをよくわかっています
どういう思いでこんなことしたのか?
次男へ聞いていません。
ただ、これだけは言えます。
親を喜ばせようとしてやったことではない!
子どもの自然な想いからだと思います。
最近流行りの2分の1成人式。
小学校4年生でやるようです。
「今まで育ててくれてありがとう」
といった感謝の言葉を子供が伝えたりするそうです。
こういう行事を反対するつもりはありません。
でも、僕は違和感感じるんですよね。
子どもに、親への感謝を言わせることに。
子どもの存在自体に幸せ感じているだけでいい
2分の1成人式では、親が子どもへメッセージ伝えることもあるようです。
こういった行事じゃないと子どもへ気持ちを伝える機会がないというのでは寂しいですね。
子どもが今生きていてくれていて、毎日幸せだと感じていることのほうが大切じゃないでしょうか?
我が家は、子供に対して
「かわいいー!」
って、直接いいますよ。
素直な気持ちをストレートに伝えることもいいもんです。
ありのままの子どもを認める。
なんども書いていますよね。
でも、やっぱり子育てはこれに尽きるなって思うんですよ。
関連するブログもご覧ください
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
親は子どもに感謝の言葉を求めなくていい?
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
子どもから大人まで、岡山発どこへでも
研修や講演のご相談はお気軽にどうぞ!
数人の子育て座談会から企業研修まで対応
企業での社員カウンセリングも対応
お問い合わせはこちらへ
この記事へのコメントはありません。