子供が怒りの感情コントロールできる方法を親が子育てで伝えられるのか?
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
「怒ることは悪い、良くないと思っている人」
岡山県井原市立西江原小学校での講演で4・5・6年生と保護者の皆様へアンガーマネジメントを伝えました。
講演の始めのほうで質問すると・・・。
どんな反応があったでしょう?
怒ることは悪くないと子供へ伝えてやってください
ほぼ100%に近い児童が手を挙げたんですよね。
これは自然なことです。
逆の質問もしました。
「怒ることは悪くない。怒ることも必要だと思う人」
ある男の子が手を挙げてくれました。
僕「どうしてそう思うの?」
男子「いけないことをする人へは怒らないといけないから、怒ることも必要だと思います」
素晴らしいですね。
そうなんです。
怒ることは悪いことではない。
怒ってもいいけど上手に相手に伝えられるようになること
小中学生へ伝えるときに、必ず言うことがあります。
怒ることは悪くないけど、こんな勘違いをしている人はいないかな?
・人は自分の思い通りになる
・身近に怒りっぽい人がいるから自分も同じように真似ている
これは良くないと伝えています。
怒ることで子供をコントロールしていると子供も真似をします
なぜ僕が毎回子供たちへこのことを伝えるのか?
怒りの感情は連鎖するからです。
親の言葉遣いや態度は子供へ身についていきます。
怒るばかりされた子供は、友達に対して怒りを使ってコントロールしようとします。
親が怒るばかりすれば、子供はそれが良いことだと勘違いするのです。
そういった子供の親自身も同じように自分の親から同じような育てられ方していたりすることが、非常に多いです。
この連鎖は断ち切らないといけない。
子供は純粋に怒りの感情コントロールの大切さを学びます
子供のように純粋に受け入れてくれるときはチャンス。
感情コントロールする癖を身につけてほしいですね。
さらに、親御さんも同じようにできるようになってほしい。
だから講演に行けば必ず、講演内容をまとめたプリントを家に持って帰ってもらうようにしています。
子供から講演の内容を聞いてもらえたら嬉しいですね。
地道ではありますが、こうやって少しずつでも感情コントロールできる人を増やしていくこと。
これは僕の使命だと思っています。
親も自分を変える努力をすれば子供だって変わることができます
子供は純粋ですよ。
すごく真剣に学んでくれます。
親は何もしなくていいのでしょうか?
そんなことないですよね。
親も自分をさらに成長させていく姿勢を見せてください。
きっと子供もそれを感じてくれますよ。
さあ、いよいよ今度の日曜日は鳥取でのアンガーマネジメント入門講座。
さらに、年明けは岡山県津山市で、2月には初の香川県高松市での講演。
「お父さんだって、お母さんだって、いくつになっても勉強するんだよ」
って子供へ自慢してみませんか?
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