親がイライラ怒る子育てが、なぜ子どもの心を壊しているのか?
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
僕が忘れられない小学生の感想。
子どもの感想があまりに素直で健気だった
イライラの対策を知り
とてもよい勉きょうをしたなと
おもいます
ゲームのような楽しいコーナーも
あったので
楽しく学べたとおもいます
これで親におこられたとき
まほうのじゅもんをとなえると
きっとすなおになれるとおもう
以前、小学校4年生にアンガーマネジメントの授業をさせていただいたときの感想です。
僕は、この子どもの気持ちが痛いくらい伝わってきました。
子どもは怒られても親に認めてもらいたい
【魔法の呪文】とは?
アンガーマネジメントでは
【コーピングマントラ】といいます
この方法は、イライラしたときに心のなかで自分で考えた呪文をつぶやくのです。
呪文はなんでもOK。
自分の言いやすいフレーズやこれを言うと落ち着く。
そういった言葉でいいのです。
感想書いた子どもは、親御さんに怒られたときに使おうって思ったんですよね。
呪文つぶやいてイライラしないようにするんでしょう。
なんて素直で健気なんだろう!
子どもを怒ることに親は慎重になったほうがいい
子どもは親に認めてもらいたい。
怒られたら、自分が悪いからだと思うんです。
親に認めてもらうためにがんばります。
でも、それはいつまでも続きません。
思春期に入ったころから変化していきます。
子どもは自分の人生を歩き始めるときです。
親の言うとおりにすることに違和感持つんですよね。
親が怒れば、子どもは反抗します。
または、無気力になってしまいます。
親は自分の感情コントロール方法を身につけましょう
親は子どもへ怒りをぶつけないほうがいい。
そのためには、アンガーマネジメント学んだほうがいいす。
学んだからといって、すぐできるもんじゃないですよ。
でも、何もしらないよりずっとマシです。
知って理解していれば、意識できます。
意識していれば、だんだんできるようになります。
この繰り返しが大切。
親も子どもも完璧じゃなくていいんです
僕はアンガーマネジメント学んでも、失敗の連続でした。
でも、繰り返しやっていくうちに身についていったのです。
今でも、失敗しそうになります。
人間は完璧じゃない。
子育ても完璧なんて無理!
不完全な自分を認めたらいいんですよ。
不完全だけど、今より良くなりたい。
その気持ちが自分を成長させていきます。
だからこそ、一度は学んでおきましょう!
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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