怒りをぶつけてくる夫や妻を変える方法とは?
怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師
いなっちです。
怒ってくる夫をなんとかしたい。
または、妻をなんとかしたい。
講座修了後にこういう質問を受けることがあります。
こんな話を聴いたことがあります。
95点のテストでも許されなかった男性
ある女性から聴いた話。
「夫は毎日のように怒りをぶつけてきます。1年間で怒ってない日は2ヶ月くらい」
怒りの強度も持続性も強いとのことでした。
「ご主人って、厳しく育てられたりしてませんか?」
僕がそう質問すると
「はい。母親がとても厳しかったそうで、テストで95点とっても許してもらえなかったとか・・・」
やはり、そこに原因があったわけです。
許せることが少ない人は怒りやすい
「~であるべき」「~であるはず」
【べき】や【はず】は誰でもあります。
自分の【べき】はその人にとっては正しい。
でも、自分以外の【べき】は一切受け入れられないという人もいます。
「まあいいか」「そんな人もいる」
そう思えない人は、許せないことだらけになるので、しょっちゅう怒っています。
でも、これは自分の価値判断で決めていること。
だから、自分の中に原因があるというわけなんですよね。
二元論で判断するのは危険
このように、自分の【べき】以外を許せない人は、物事を『白』か『黒』とか、『良い』か『悪い』という見方をする傾向があります。
二元論で判断しちゃうんですよね。
このタイプの人は、親から厳しく育てられた人に多いです。
・失敗は許されなかった。
・完璧を常に求められてきた。
・褒められたり認められた経験が少ない。
こういった人といっしょに過ごしていると、嫌なところばかり目につくようになりますよね。
良い行動に注目して言葉で伝えてみる
でも、良いときもあるはず。
良いときの行動に注目する。
そして、それを言葉で伝える。
「こんなことできてあたりまえ」ということでも、あえて伝えてみましょう。
このタイプの人は、他人からの意見を受け入れられない。
間違っていることを指摘されることをとても嫌がります。
だから、小さなことでも認めてやる。
しゃくにさわるかもしれませんが、まずは自分の見方を変える。
そして、この積み重ねがだんだんと相手を変えることにつながります。
なんだかパートナーに対して、もう一度子育てをやり直すようなものですよね。
すごく大変ですが、近道はないのです。
親の関わりは、大人になっても大きく影響を残すのです
だから、子育てしている人や、これから子育てするという人は、一度アンガーマネジメント学んでおく方がいいですよ。
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