思春期の子どもが逆ギレするのは親に原因がある?
怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師
いなっちです。
2年前の今日、次男とのやりとりでこんなことが。
変えられないことを責めてはいけない
オープンキャンパスへ行きたいと言ってたので、僕もその日は予定を明けていました。
僕「そういえば、申し込みってしなくていいの?」
次男「あっ、そういえば・・・」
なんと次男は行くつもりになっていただけで、申し込んでいなかったのです。
あわてて大学のホームページをチェックした次男。
パソコンの前で
次男「あっ・・・、う~ん・・・」
うなってます。
私「どうなん?だめなんか?」
次男「う、う~ん。もう締め切られてる」
ガガーン!
「なにやってるんだよ~!」
と心の中でイライラ。
けれど、ここで次男をしかっても意味がありません。
私はひとこと。
「ツメが甘い」
とだけ言いました。
でも、変えられないことに対してイライラブツブツ言うのはNG。
現実的な対処方法を考えた方がいいのです。
「すぐ電話番号調べて、申し込みできないか聞いてみたら?」
次男はすぐに電話をかけました。
キャンセルがでたら申し込めるとのこと。
アンガーマネジメントできて本当に良かった!
このときすごく冷静な対応できたなあと思います。
自分で自分をほめてやりたい。
と、思ったらなんと
「お父さんすごいね」
と、次男が言ってくれましたよ。
感激です!
じゃあ、アンガーマネジメント知らなかったころの僕だったらどうなっていたか?
「なんで、ちゃんと調べとかんのなら!」
と、イライラ感満載で怒っていたでしょうね。
でも、こういう言い方する親御さん結構いますよね。
これは意味のない叱り方です。
凹んでいるとき追い打ちをかけてはダメ
だって、叱ったところでオープンキャンパスの申し込みができるわけじゃないでしょ?
それに次男だって
「しまった。ちゃんとチェックしておくべきだった」
と思っているわけですから。
そこへ追い打ちをかけるようなことをするのはよくないです。
さらに以前の私の叱り方で、よく言った口癖。
「なんで」や「なぜ」
これは、相手を責めることば。
相手を否定することにつながります。
原因追及をすればするほど、子どもはその場から逃れるためのいいわけ探しをするだけです。
わかりきったことを言われると腹が立ちます
あなたは「しまった、失敗した」と思って凹んでいるとき、責め立てられたらどうですか?
逆に腹がたちませんか?
いわゆる「逆ギレ」というやつですね。
わかりきったことを言われることほど、イヤなことはありません。
大人でも同じです。
特に思春期真っ最中の子どもは、敏感に反応します。
僕も思春期のころ親から小言を言われると
「わかっとるわあ!」
と腹を立てたことが何度あったことか。
「しまったなあ」
と思ったときは、自己嫌悪になっていることが多いです。
自分に対してイライラして、心のコップはマイナス感情でいっぱい。
そこへ追い打ちをかければ、マイナス感情はあふれでて怒りに変わってしまうわけですよ。
子どもへ注意をしたのに
『勝手に逆ギレされた』
なんて言う人もいますが
そうじゃなく
『逆ギレをさせてしまった』
ということもあるかもしれませんよ。
ちょっとした声かけ一つで、受け止め方は違ってきます。
気をつけたいものですね。
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