岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
高2女子高生の我が娘。
最近友だちと毎晩電話してます。
昨日も長々と夜遅くまで電話。
僕は妻へ「いつまで電話してるんじゃろう?まだ話しとるで!」と言った後の妻の一言がすばらしかったんです。
思春期はアイデンティティをつくるとき
妻はこう言いました。
「アイデンティティの確立よ」
さすがです!ドッシリと構え、それが思春期の女の子だとわかっていたのです。
昨日紹介したこの本にも書かれていました。
著者は児童精神科医の佐々木正美さん
佐々木さんは本の中で、アイデンティティについてこう説明してます。
「アイデンティティ。日本語では自己同一性と言ったりします。自分という人間を確認すること。自分はこういう人間なんだと知ることです。」
12歳から22歳頃が、アイデンティティをつくる時期なんだそうです。
思春期は自分を映し出す鏡が必要
鏡を眺める時間が長くなるのも思春期の特徴ですよね。
それは、他人に自分を良く見せたい思いからです。
でも、自分っていったいどう思われているのか?自分はどんな人間なのか?
本当のところは、自分ではよくわからなかったりするもの。
それは、鏡を見ているだけでは見つけられませんよね。
佐々木さんは本の中で次のように書いています。
「この時期の子どもは、実際には内面をみつめたい。自分という人間そのものを、他者の目でみたいわけです。そういう自己洞察をします。内省をします。そのために重要なのが仲間ですよね」
「自分はどんな人間か。そのとき鏡になるのは、仲間や先生です」
友だちづきあいが深くなるのは自然なこと
「小学校まではけっこういろんな友だちと遊んでいたのに、中学校に入ったら特定の友だちとしか遊ばなくなった」
そう言われてお子さんの心配をされる親御さんもいらっしゃいます。
でも、自分と価値観の合う友だちと深く付き合うのが思春期。
そうやって自分のアイデンティティをつくっていくわけです。
娘と友だちとの電話も、ただダラダラしているようではないようです。
いろいろと相談も受けているようで、娘なりに考えてアドバイスも言っています。
これも、自分の価値や能力、適性を知る経験になっていくんだと思います。
まさに妻が言った「アイデンティティの確立」なんですね。
僕のアイデンティティの確立は壮年期!?
昨年2月、第30回セミナーコンテスト大阪に出場。
11月の広島地区敗者復活戦にチャレンジ。
今年1月のセミコングランプリ2017予選敗者復活まで行けたこと。
僕にとってこのチャレンジこそが、アイデンティティの確立だったなあと思います。
自分の強みって何?
自分の救いたい人って誰?
自分が本当に自信を持って伝えたいことって何?
もう、自問自答の連続。
でも、自分で自分を見つめるのはやはり限界がありました。
自分を映す鏡は、他人なんですよね。
何度も僕のセミナー見てくださったセミコン大阪・広島のサポーターの皆さんや日本パーソナルブランド協会の立石代表、平行して受講していたラジオ塾のターキー。
そして、妻や子ども。
いろんな人からの意見やアドバイス。
これが、今の自分を作り上げたんだなあって思います。
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