岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
・私の家では、ほぼ毎日妹がお母さんに怒られているのですが、あまりにもすごい音(これはときどき)で落ちつくことができません。私や弟、お父さんまでめいわくしています。なので、教えていただいたアンガーマネジメントをお母さんに教えたいです。
私のアンガーマネジメントの授業後、感想を書いてくれた小学生。
これを読んでいて思ったこと。
私たちは幼いころから、長く接してきた人に良くも悪くも影響を受けますよね。
感情も同じです。長く接してきた感情、それが知らず知らずのうちに自分に身についてしまうというわけなのです。
極端な例では、虐待された子どもの中には、人の怒鳴り声や殴られた時の口の中の血の味を懐かしく感じる子もいるそうです。
私の父親は、結構短気なところがあって、子どものころはちょっとしたことで「あんごさーが」と、よく言われたもんです。
「あんごさー」とは、「バカ野郎」というのが近い岡山弁です。
だからといって短気になったのを、すべて父親のせいにするという気持ちはないですよ。
(父と私)
でも、影響力は大きい。じゃあ、自分の子どもに対してどうなのか?
すぐにイライラ感をだして
子どもを嫌な気持ちにさせたこと
これが結構ありました。
でも、助かったのは、そこは妻がうまく間に入ってくれて、子どもを私のイライラから守ってくれていたこと。
今思えば、悪かったなあと反省することばかり。
子どもも僕のイライラな性格をよくわかってて「すぐに怒る!」と娘が指摘してくれたり、「お父さんと買い物に行くと、なんかプレッシャーを感じる」と長男が妻へぼやいたり、上手に気持ちを言えて、幸いなことに3人の子どもたちにだれ一人としてイライラな性格がいないのです。ありがたいことです。
今回の感想を読んで、私たち親は
子どものために叱っているのか?
自分のために怒っているのか?
ときどき点検してみましょう。
そして自分の感情に責任を持つこと、忘れないでくださいね。
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