おはようございます。いなっちです。
昨日の続きで、美作中学校の生徒さんの感想に質問があったのでお答えします。
昨日のブログはこちら
→http://inatti.blog.so-net.ne.jp/2015-07-08
「そんなにイライラしていない場合のときは、6秒とか三重丸とか、分かれ道について考える余裕があると思いますが、本当にイライラいて殺したいというところまでいくと、6秒などと考えることができなくなってしまうと思うので、そういうときのたいしょ法をもう少し教えていただきたかったです。また、稲田先生が言っていた、ちがいを許すということですが、悪いことをしている人がいる場合には、怒ったほうがよいのでしょうか。でも、それはもしかしたらぼくが怒る「べき」と思っていて、自分と相手のギャップに怒っているのでしょうか。そういうところも教えていただけたらうれしかったです。今日びっくりしたことは、最近イライラしていたことを温度に表してみるとたったの1℃で、低いのに、ぼくは怒っていたのだと自分にあきれました。今日ならったことを生活につかっていきたいです。」
まず、6秒待てないくらいの強い怒りを感じたときの対処法について。
とにかくその場から離れましょう。
(これはいなっちが中学生のときの遠足のひとこま。猿から逃げてます。)
でも、目の前の相手に何も言わずに離れてしまうと、相手もイヤな思いをしてしまうので
できれば離れるときに
「今は冷静に話せないから、ちょっと時間ちょうだい。」
など、相手に伝えることができればベストです。
そしてその場を離れたら、深呼吸やストレッチなどをして体をリラックスさせて気分を変えましょう。
次に、悪いことをしている人がいる場合には、怒ったほうがよいのかということですが
ずばり、怒っていいんです。
アンガーマネジメントは
『怒るべきことは怒り』
『怒る必要のないことは怒らない』
決して、怒らないようにするのではないんです。
怒る必要があるのか?ないのか?
きちんと区別することが大切。
もし目の前の相手に、怒ったほうがいいのか?やめたほうがいいのか?
迷ったときには、こう考えましょう。
『自分が後悔しないか?』を。
怒って後悔しそうだなと思えば、怒らないほうがいい。
怒らないで後悔しそうだなと思えば、怒ったほうがいい。
アンガーマネジメントは怒りという感情で
『後悔しない生き方』
をするためのものです。
怒ってもいいのですが、この約束は守りましょう。
さて、アンガーマネジメントっていろいろ頭の中で考えなきゃいけないから大変と思うかもしれません。
でも、続けていけば必ず腹が立ったときに頭で考えることができるようになりますよ。
部活動と同じです。
部活動も毎日繰り返しトレーニングするから、できるようになるんですよね。
自分の怒りをコントロールできれば、どの未来にするかを自分で決められます。
ぜひ、がんばってアンガーマネジメントつづけてください。
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