岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
完「子どもへのまなざし」児童精神科医 佐々木正美 著
この本から引用します。
本の中でアメリカの発達心理学者エリクソンは
「人間というのは、人生のはじまりにおいて、自分が望んだように育てられれば育てられるほど生きる希望がわいてくる。」
と言いましたと書かれています。
佐々木先生はエリクソンの発言について次のように書いています。
自分が望んだように愛された子どもは、人を信じることができる。
人を好きになることができるのです。そういう育児をしてくれる人に出会うことによって、相手と共感する感情を育てることができるのです。
この共感性という感情があるから、相手に対する思いやりとか、相手の喜びを自分の喜びにすることができ、大きくなるにつれて、相手の悲しみ、苦しみを思いやることができる感情へと発達していくのです。
ところが現代の親は親の方が、自分の望んでいることを子どもに押し付けようとします。
例えば
夜泣きをしない赤ちゃんになってほしい。
離乳食をちゃんと食べてほしい。
おむつを汚さない赤ちゃんになってほしい。など、自分が望んでいるような子どもになってほしいという感情がとても強いのです。
このような感情がとても強いと、ときには虐待までいたってしまうこともあります。
以上、本からの内容でしたが
乳幼児期は子どもとの基本的信頼感を育てる時期です。
妻が言うには「0~3歳のときにがんばること」だそうです。
我が子の子育てはどうだったかというと、特に長男はいろんな意味で手がかかり、おかげで親として成長させてもらいました。
今回紹介した本を妻も読んでこう言いました。
「長男が小さいころ、子育てがすごく大変でいろんな本を読みあさったんだけど、どの本も共通して言えたのは、子どもの心の基地になりなさい、いろんなことを許しなさい、許す愛が大切ってことだったよ。これが私の子育ての基本になったのよ。」
そうか。そうだったんだ。
この写真のように、公園でしょちゅう裸になって遊ぶ息子を許し、おもいっきり遊ばせてくれたおかげで今は自立&自律のできた人間へと大きく成長しています。
若いころは妻がどれだけ苦労し子育てしていたのかに気づけなかった自分。今になって反省。
妻には足を向けて寝られません。
本当にありがたいことです。
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