こんにちはいなっちです。
昨日のブログでの中学生からの疑問
「なぜ6秒なのかがずっと気になっていました。」
について。
人が怒りを感じたとき、怒りのピークはどれくらい続くのか?
『6秒』
とアンガーマネジメントの講演で説明しました。
このことについて疑問を持ってくれたんですね。
なぜそうなのか?
と思うことって大切です。すばらしいです。
以前のブログにも6秒について書いているので
よかったらこちらを見てください。
↓↓↓↓
『怒りの温度』と幸せのキーワード『6秒』
さて、怒りの感情は
自分の命を守るための感情なんですね。
危険を察知して命を守るためにあるんです。
動物も持っていて、目の前に天敵があらわれたとき
闘うか?逃げるか?
をすぐに判断し体が反応しなくてはいけません。
私たちは動物のように目の前に敵が現れることは、そうそうありませんが
火事場のバカ力
を発揮するような緊急場面では、闘うか?逃げるか?と同じような状況になるわけです。
そのためには、体の筋肉をすぐに動かさないといけませんよね。
だから、筋肉へ血液を送って動かせるようにする。
そこで活躍するのが
アドレナリン
というホルモンです。
自分への恐怖や脅威を感じると
脳の扁桃体(へんとうたい)という部分がまず気づき
副腎髄質というところからアドレナリンというホルモンを分泌させ、全身へ送ります。
その作用で心拍数が上がったり、呼吸が増えたり、筋肉へ血液を増やしたり、汗が出たりなどが起こるわけなんです。
だから、すごく腹が立ったとき、ドキドキしたりするわけです。
このアドレナリンが全身へ行き渡るまでに
4~7秒かかると言われているので
6秒としています。
6秒待てばアドレナリンもほぼ全身へ行き渡り
怒りのピークは6秒過ぎてからだんだん低下していくわけです。
6秒間は最悪の6秒間とも言い換えられます。
闘うか?逃げるか?
ということしか体全体が反応してないので
その間に相手に向かって行動を起こすことは
反射的に言う
反射的に仕返しをする
いわゆる
売り言葉に買い言葉
なんですよね。
6秒間では絶対に相手に向けて行動を起こしてはいけません。
子供も大人も
『6秒』ルール意識していきましょう!
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