怒りの連鎖を断ち切れば虐待は減らせる
こんにちは。いなっちです。
京都で大学生の長男がサークル仲間とついにプロジェクションマッピングを投影する支持体を完成させたそうです。
3人の子どもが元気でそれぞれが充実している様子を見るだけで、本当に幸せです。
しかし、世間では虐待のニュースが後を絶ちません。
心が引き裂かれるような気持ちになります。
今週は、立て続けに2件もありました。
大阪で、31歳父親が生後まもない長男に暴行
札幌で、26歳父親が生後4か月の乳児に暴行
二人とも共通点があります。
「ストレス発散のためにやった」
怒りやイライラは、心の器にネガティブな『第一次感情』が溜まってあふれた時の『第二次感情』でしたよね。
そして、怒りやイライラをぶつける対象は『身近な人』になればなるほど、ぶつけやすい傾向があります。
それはなぜか?
『変えられる』と思っているから。
子ども、配偶者といった身近な家族は、自分で変えられると思っているからなのです。
逆に、身近でない人は『変えられない』と思うので、強い怒りをぶつけることはないのです。
例えば、オバマ大統領の政策へ怒りを覚えたとしても、わざわざアメリカまで行って直談判する人っていませんよね?
厚生労働省の調査によると、実の父親が虐待する割合は、2004年度には全体の20%ほどだったのが、2008年度は約25%、2012年度は29%と、増加の傾向にあるそうです。
これは、社会情勢・経済状況が働いている人へ大きなストレスを与えているからかもしれません。
生後4か月の長女を虐待した父親も、「職を失った腹いせ」にやったようです。
会社でたまった怒りを家族へぶつけ、ぶつけられた子どもは学校で友達をいじめ、いじめられた友達は家に帰って兄弟へぶつけ・・・・・・この負の連鎖こそ『怒りの連鎖』です。
私たち「一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会」は、
『怒りの連鎖を断ち切ろう!』
を合言葉に、怒りやイライラをコントロールできる人を少しでも増やして、自分も他人も健康的で幸せな生活が送れるような社会を目指しています。
今回の虐待をした父親がアンガーマネジメントを知っていたら、このような悲惨な事件は起こらなかったかもしれません。
アンガーマネジメントを知って怒りの連鎖を断ち切り、幸せな社会をつくっていきませんか?
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