生まれてきたことに価値 があるのに、高望みしすぎていませんか>
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
僕も妻もお笑い芸人の『千鳥』が大好きです。岡山出身で岡山弁が混じりながらのトークがなんともいえない味を出しているんですよね。
そんな『千鳥』のネタで料理の話があるのですが、これって子育てにも当てはまるのでネタの一部を紹介しますね。
料理人で超一流の人でない人は基本創作料理的なこととか、これにこれ乗せてみましたことは、もうほんまにいらんことせんでええ!
結局、肉焼いて焼肉のタレをかけるのがプライドとして嫌やのかもしれんけど、“それでええ!”。
プロやから冷蔵庫から焼肉のタレ出してかけるのは嫌やろう。
ただワシらぁは、“それでええ!”。
いやあ~、面白いなあ~。
凝ったことをせんでも、シンプルにタレだけかけて食べりゃあ肉は美味いんじゃってことなんよ。これって子育ても同じなんよ。(岡山弁バリバリ)
「〇〇ちゃんは字が上手にかけるんだから、うちもできるようにさせなければ!」
「〇〇くんは大きな声で挨拶ができのに、うちの子は恥ずかしがりやで全然声が出てない。なんとかしなければ!」
「〇〇さんの息子さんはA高校の入試に向けた塾に入れたのだから、うちも入れなくては!」
我が子に「あれもさせなければ!」「これもさせなければ!」って高望みしすぎて、千鳥のネタのようにシンプルにタレだけかけていれば素材の良さを発揮できるのが、余分なことをさせて子どもの本来持つ良さを台無しにしていませんか?
子どもは 生まれてきたことに価値 ある
人はこの世に生まれてきた時点で、最高の価値を持っていると僕は思います。
話が急に生命の誕生に変わってしまいますが、男に生まれてくると小学校高学年ごろから毎日1億数千万個も作られた精子のそのほとんどが使われることなく捨てられてしまいます。
大人になってパートナーと出会いやっと精子の使命を果たすときがきても、 一回の射精で約3億個もの精子がパートナーの卵子へ向けて射出されても、全てが到達されることなく終わってしまったりすることも・・・。
そんな過酷な状況の中たった1個の精子が卵子と受精することができて、我が子がこの世に生まれてくるわけですよ。
ものすごい競争の中、私たちの目の前に姿を見せてくれたことって、奇跡中の奇跡じゃないですか!
だからこそ、この世に 生まれてきたことに価値 があるんですよ。そう思いませんか?
そんな最高の価値ある我が子に対して、余計なことをさせる必要なないんです。
子どもは自分でやろうとすることに、親としてサポートできれば十分。
よその子どもと比べなくても、我が子は世界でたった一人のかけがえのない存在ですからね。
「もうほんまにいらんことせんでええ!」
「それでええ!」
千鳥の言葉のように、子育てはシンプルに考えてみませんか?
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