子供の例外を探す!教師間の共通認識持てない学校は崩れる
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
日大アメフト部へ復帰した宮川選手。
若者の未来を潰してしまわなくて本当に良かった。
僕はそう思います。
でもね、マスコミの書き方に物申す!
子供へレッテル貼りをするのは事実と感情を分けられないから
マスコミはいまだに、こんな表現。
『悪質タックル問題の日大選手』
『悪質タックル選手』
もういい加減、その書き方やめてほしい。
これからリスタートする宮川選手。
『悪質タックル』のレッテル。
もういい加減はがしてほしい。
こういうレッテル貼り。
教師でもいるんですよね。
「あの生徒はすぐに関係ない私語をする」
「授業中の態度が悪い!」
たしかに、そういった行動をするのは事実。
でも、事実と自分の感情や思い込みをごちゃ混ぜにしてることも、結構あるんです。
➡教師は子供にレッテルを貼るな!子供の悪いところを見ていないか
子どもの問題点を探すより例外を探したほうがいい
思春期の子どもは、いろんなことを起こします。
毎日のようになにか起きれば、いい加減にしてくれって思うんですよね。
だから僕もレッテル貼りしたことあります。
「またおまえか!」
でもね、子どもはそういわれたくないんです。
「俺らばっかじゃないし」
「どうせ、俺たちばっかり言われるんじゃ」
こんなかんじで卑屈になってしまうんですよ。
あー!いかんなあって当時反省したことがあります。
いつもじゃない。
その子どもの例外も探さなきゃって、気をつけてました。
子どもの問題点を探すより、例外を探したほうがいい。
これは、すごく大切なことですね。
教師間の共通認識を持てなくなると学校は崩れていく
学校の規模が大きくなればなるほど、教師間の共通理解が難しくなります。
すると、こういったことが起きます。
「2年生の◯◯が、いつも1年生の邪魔をするのでなんとかしてください」
同じ学校に勤務していて、自分の学校の生徒をまるでよそ者のような言い方。
または、こんな報告も。
「〇〇くんが、私語をして困ります。担任の先生から指導をお願いします」
おいおい、それは違うでしょ。
あなたの授業での出来事じゃないの?
僕はこういう言われ方をされるたびに、モヤモヤしてました。
それも、しょっちゅう言われると、
「担任の躾ができていないって言いたいんか!?」
って言いたくなる気持ち。
すごく腹立たしい気持ちでした。
こうなってくると、学年ごとに別の学校があるようになったりして、どんどん学校全体の連帯感が崩れてしまいます。
以前、高校の先生から伺った話ですが、高等学校など科ごとに分かれている学校は、科ごとに職員室がわかれていて教師間の横のつながりが希薄で、共通認識持ちにくいといった話も耳にしました。
同じ学校の子ども。
だから、みんなで声かけて見ていく。
そういった気持ちが必要ですね。
くれぐれもレッテルを貼らないでくださいよ。
これは子育てで同じ。
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