優しい子供に育つ!地震デマ投稿流す人は共感する力が育ってない
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
昨日の大阪北部地震により、お亡くなりになられた方々へのご冥福をお祈りします。
また被害にあわれたかた方には、心より謹んでお見舞い申し上げます。
情報が不確定な中、SNS上ではデマ情報が!?
動物園のシマウマが逃げ出したとか、京セラドームの屋根に亀裂が入ったとか。
全く事実でない情報。
困っている人をさらに混乱させる酷い投稿。
地震で困っている人の気持ちを考えると許せません。
他者と共感する力が弱いからいじめや犯罪を起こす
このような、人の気持ちを踏みにじる行為。
いじめや犯罪を犯す人と共通しています。
『他者と共感する力が弱い』
これは、児童精神科医の佐々木正美先生の本に書かれています。
共感する力がないから、他人の悲しみを感じることができないということ。
だから、地震で大変な状況が起きていたり、辛い気持ちになっている人がいても、平気でデマ情報流せてしまうのです。
母親と喜びを共有する経験が共感する力になる
佐々木先生によると、共感する力は生後半年くらいまでに育つそうです。
授乳中にニッコリ笑うとか、いっしょに遊んでやることなどで育っていきます。
泣けば「よしよし」って反応してもらい、笑えば一緒に喜んでやったり、ごくごくあたりまえのことのように思えますが、すごく子どもにとって大切なことなんですよね。
さらに、共感する力は友達との関わりで育ちます。
それが友達と遊ぶこと。
友達が認めてくれるから自分の価値を知る
佐々木先生によると、友達との遊びの重要性を言われています。
子どもたちは「遊びの中でしか」道徳性や倫理観を学ぶことができないと言っても過言ではありません。それほどのものなのですよ、遊びというものは。
引用:「育てにくい子」と感じたときに読む本(主婦の友社)
さらにこう書かれてます。
いくら勉強ができても
誇りや自信にはつながらない。
友だちが認めてくれるから
自分の価値を知るのです。
引用:「育てにくい子」と感じたときに読む本(主婦の友社)
優しくしなさいと子供へ言っても効果はない
友達を叩いたりした子どもを叱る。
「そんなことしちゃダメでしょ!もっと優しくしなさい!」
そう言って、子どもは心の底から人へ優しくなれるでしょうか?
ついつい忘れがちになるのが、叩いてしまった子どもの気持ち。
そこを放っておくから、優しくなれないのです。
なぜ叩いてしまったのか?
そこまでになってしまった子どもの気持ちを、まずは受け止めることが大切。
自分の気持ちを親や先生が受け止めてくれた。
そう思えれば、子どもも落ち着いて相手の気持ちも考えようとします。
本当の優しさや思いやりは、強制では生まれないのです。
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