夫婦も親子も快適な関係は?お互いの落としどころを見つけること
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
ビールの缶を運ばない夫との夫婦げんか
次の会話を読んでください。
妻「焼酎を取りに台所へ行ったついでに、ビールの缶を捨てたらいかがでしょうか?」
僕「後で捨てようと思ってたよ!いつも捨ててるんだから、言われたくない!」
妻「ついでに持っていけばいいと思ったから、提案しただけでしょう!」
僕「宿題をしようと思ってたら、親に注意されてやる気が無くなった中学生の気分だ!」
妻「あなたは中学生じゃないでしょ!どうして“はい持っていきます”って言わないの!」
2年前に妻が書いたブログの一部です。
まるで親子げんか(笑)
この頃は、まだこういったプチ夫婦げんかがありました。
でも、すぐに笑って終わる程度でしたけどね。
さて、この会話のどこがまずいのか?
あなたはわかりましたか?
自分の都合をぶつけあうからケンカになる
この会話よく見てください。
僕も妻も『自分の都合』を主張しているんです。
妻の気持ちは?
・私がなんで夫の缶を捨てなきゃいけないの?
・自分で飲んだものは自分で捨ててほしい
・のんきに酒飲んでいる夫の姿に腹が立つ
・言われたことは素直に聞くべき
僕の気持ちは?
・疲れてるからゆっくり飲ませてもらいたい
・言われなくてもできるのに信じてもらえていない
これでは、ぶつかりあうだけです。
お互いに納得がいきませんよね。
気持ちや感情を言葉で伝える大切さ
こういうときの伝え方、ポイントがあります。
・『私』を主語で気持ちや感情を伝える。
・相手ができそうな提案を伝える。
「台所へ行くついでに、缶も捨ててもらえると私は助かるんだけど、どうかな?」
「俺は仕事で疲れてるから、しばらくゆっくり飲みたい。でも、あとで必ず缶は捨てるから今はそっとしておいてくれる?」
こんな感じです。
こうすることで、お互いの都合を主張しあうより、自分も相手もOKになります。
最近は僕も缶を持っていくのが習慣づいるので大丈夫です。
夫婦も親子も落としどころを見つけると快適な関係になる
相手には相手の都合がある。
自分の都合と相手の都合の折り合いはどこか?
自分もOK、相手もOK。
お互いの落としどころを見つけていく作業の積み重ねで、快適な関係が作られていく。
夫婦だけでなく、親子でも同じ。
コミュニケーションで大切なことですね。
関連ブログもご覧ください。
→夫婦間のイライラ上手に伝えて円満にするコツとは?
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