子育てのバリエーション増やす努力、親は子供を怒るだけじゃダメ
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です
【子供へはバリエーション豊富な対応を】
昨日、高3娘は彼氏とデート。
家に帰ってきて、帰りの電車内でのことを教えてくれました。
子供が車内で騒いでもスマホを見る母親
車内で娘の近くに、男の子兄弟2人とお父さんお母さん。
子どもたちがはしゃいで騒ぎ出した。
だんだん子どもたちのはしゃぎ方がエスカレート。
お父さんが、怒った。
でもしばらくたつと、子どもたちはまた騒ぐ。
席に立って走ったりしていたそうです。
お母さんがスマホを見ながら、いちおう何か言っていたとか。
高校生カップルが呆れた子育て
この話を聞いて、娘に聞きました。
「この状況見ていてどう思ったの?」
娘からの答えは
「こういう親が、そのうち子どもへ虐待するんじゃろうなあって、彼氏と話してた」
それはこういう理由があるから
「だって、子どもが言うこと聞かないからお母さんがお尻叩いていたんよ」
高校生カップルのもなかなか鋭いです。
でも娘の言うことは、まんざらでもないですよ。
それはなぜでしょうか?
子供が言うこと聞かないからさらに力は強くなる
子どもを怒る。
しばらく大人しくなる。
でもすぐに騒ぐ。
言っても聞かないから、お尻を叩く。
しばらく大人しくなる。
そして、また騒ぐ。
今回この親は、ここから適当になってしまいました。
でも人によっては、さらに叩く力や言葉に強さを込めていきます。
悪循環です。
こうならないためには、どうすればいいのでしょうか?
親は子供の行動を予測して準備をしておく
本来子どもは、いろんなことをしたいんです。
気になるものがあれば、さわりたい。
落ち着きのないものなんですよ。
それをわかったうえで、子どもが退屈しない準備をして出かけたいものです。
退屈をまぎらわすアイテムを持っていく。
子どもに気づかれないようにおもちゃを買っておく。
いざという時に、そのおもちゃを出す。
こんなことも我が家はしましたよ。
親が子育てにバリエーションを増やさなきゃダメ。
親は子育てのバリエーションを増やす努力を
子どもの好きなことをさせる。
僕は何度もブログで書きました。
けれど、それはいつでもどこでもではありません。
他人へ迷惑のかからない所での話です。
公共の場では、いかに迷惑をかけないようにするかを、事前準備してましたから。
それをやらずにおいて、子どもを電車の中で怒る。
それは親の怠慢。
ほったらかしにしておいて、目に余ることが起きたとき子どもを怒る親がいます。
これは子どもが可愛そうです。
だって、それまで楽しく遊んでいたのだから。
結局、子どもを怒るということは、親の勝手な都合が多いんですよ。
子育ては、日々格闘です。
だからこそ、子どもへ対するいろんなバリエーションを増やす必要があるんです。
子育てのバリエーションを増やすには学ぶこと
今回の親子の出来事。
親を責めるだけでは解決できません。
きっとどうしたらいいかを知らないんです。
だから親に知らせていきたい。
もっともっと多くの親に、子育ての話やアンガーマネジメントを伝えたい。
最近は、知り合いを集めての座談会を企画してくださる人が増えています。
また、PTA講演会などの依頼も増えています。
一人でも多くのかたへ伝えたいです。
関連ブログもどうぞ!
→親がイライラ怒る子育てが、なぜ子どもの心を壊しているのか?
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
子どもから大人まで、岡山発どこへでも
研修や講演のご相談はお気軽にどうぞ!
数人の子育て座談会から企業研修まで対応
企業での社員カウンセリングも対応
この記事へのコメントはありません。