車内でおしゃべりしまくるママ達への対応は脳の使い方で変わる
怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師
いなっちです。
久々にアンガーマネジメントを活かす状況に出くわしました。
産業カウンセラー養成講座で大阪へ行く日のこと。
5時発のJR大阪駅経由USJ行き高速バス。
途中で小学生の子ども達数人とそのお母さんらしき女性3~4人が入ってきました。
子ども達は楽しそうで「どこに誰と座る?」と言ってます。
ああ~、こりゃ子どもがうるさくしそうだなあ。
そう思っていたことは、大きく予想を外れたのです。
子どもではなく母親たちのおしゃべり全開!
座るまではぺちゃくちゃしゃべっていた子ども達。
いざ座ってバスが動き出すと、小さなこえで場をわきまえています。
しかーし、代わりに聞こえてきた声が!?
なんと、お母さんたちのおしゃべりだったのです。
ママ友というより、同級生っぽい会話。
大声をあげるわけじゃないんです。
でも、ずーっとノンストップでおしゃべり。
ひそひそ話でもないので、耳に入ってくるんわけです。
変えられるか?変えられないか?どうする?
前日が広島でのセミナーで夜遅く帰り、疲れも多少ありました。
だから、バスでゆっくり仮眠を取って行くつもりだったのです。
いつもなら、すいている早朝の高速バスがほぼ満員。
相席になっています。
さらに、ずーっとおしゃべりし続けるお母さんたち。
この状況を変えられる?変えられない?
すぐに考えてみました。
変えられないけど重要
もしかしたら普段ゆっくりおしゃべりできないのかもしれない。
こんなときくらいしか時間取れないのかもしれない。
大声というわけじゃない。
わざわざ注意するほどの大声でもない。
でも、場所が近いので耳障り。
気にすればするほど耳に入ってくる。
変えられないけど、疲れをとりたいので重要なこと。
現実を受け入れて今できることをする
バスのエンジン音やロードノイズと同じと考えたのです。
いつもはエンジン音やロードノイズ、外からの音などがずーっと響き続けている中でも寝られるじゃないかと。
お母さん達の声に耳を集中させてしまっただけ。
寝ることに集中してみよう。
そう思って目をつぶっていると、いつの間にか寝ていたんですよ。
人は都合のいいように知覚を働かせることができる
大勢の人がいる騒がしい中でも、特定の人の声だけを聞きわけることができますよね。
カクテルパーティー効果というそうです。
自分の聞きたいことだけを聞くことができるんです。
僕は最初自分が聞きたいことではなかったんです。
でも「何話してるんだろう?」って
ついついお母さん達の話の内容を聞こうとしていたんですよね。
だから、気になってしまっていたわけです。
人のせいにばかりせず、自分の受け止め方や工夫で大きく違ってきますね。
さて。帰りのバスはどうなったか?
朝のおかげなのか?
たった2人の乗客だったのです。
講演や研修に僕を呼んでみたいなど、お気軽にお問い合わせくださいね。
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