あなたの怒りは怒る必要のあること?怒りで後悔しないために
こんにちは。いなっちです。
こんなニュースを見つけました。
「肘当たった」だけで刺す、「足踏んだ」だけで催涙スプレー…後絶たぬ「駅トラブル」五反田駅、転落させ逮捕
2015.9.19産経ニュースより
JR五反田駅(東京都品川区)で19日、階段から男性を転落させてけがを負わせたとして男が傷害の現行犯で逮捕される事件がありました。
ここ数年駅構内や電車内などで、乗客同士のトラブルが事件へと発展するケースが後を絶たないそうです。
平成25年2月には、JR総武線錦糸町駅(東京都墨田区)で、男が男性の背中などを刃物で刺して逃走。
刺した男がゲームをしていて肘が刺された男性に当たったので、男性が注意したところ車内で口論になったようです。
詳しい状況はわかりませんので、あくまでも記事の内容から推測できることをアンガーマネジメントの視点で考えてみました。
刺された男性に刺した男の肘が当たって注意するのは悪いことではないです。
ただ、電車の車内で肘や体がぶつかってくることは、よくあることですよね。
ですから、肘が当たって来ただけで、すぐ注意することはないはずです。
おそらく肘が当たるまでに、何かあったはずです。
男性の心のコップに第一次感情がたまっていたのではないでしょうか?
ゲームをしている男が何度もぶつかってきたとか。
ゲームの音がうるさかったとか。
男とは無関係に、電車へ乗るまでにイライラすることがあったとか。
何度か注意をしたけれど、まったく反応がなかったとか。
刺した男のほうはどうでしょうか?
「肘があたりましたよ。気をつけてください」
という程度の注意の仕方であれば、男も腹は立たないでしょうから、きつい言い方だったのかもしれません。
注意された男のほうも、心のコップへ第一次感情が溜まっていたかもしれませんし、怒りが持続するタイプで、注意されたことを恨むという気持ちになる人かもしれません。
ゲームをしている最中に注意されて、ゲームがうまく出来なくて腹が立ったのかもしれません。
このようにいろいろなことが考えられますが
どんなことがあっても、腹が立ったという理由でやってはいけない怒り方があります。
①人を傷つける
②自分を傷つける
③モノにあたる
これは犯罪行為につながります。
今回の事件は①にあてはまります。
怒りの対処方法を知っていれば、このような大きな事件にならなかったのではないでしょうか?
また刺された男性も、肘が当たったことを
電車内ではよくあること
と『許容できる範囲』にしておいたほうが、よかったかもしれませんね。
この二人の男性に共通して言えることは
怒る必要のあることだったのか?
怒る必要のないことだったのか?
これを冷静に見極められていなかったことが、原因なのです。
だから怒りで後悔することになってしまったのです。
日常生活では、常に考えてください。
怒る必要のあること?
怒る必要のないこと?
今怒ったら後悔する?
今怒らなかったら後悔する?
アンガーマネジメントは怒りで後悔しないためのトレーニングなのです
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