こんにちは。いなっちです。
今日も昨日に続き、新校舎への引越作業。多くの保護者の皆様にご協力いただいたおかげで無事に終了しました。
あらためて、感謝申し上げます。
さてさて、家に帰りひとっ風呂浴びまして、ビールを飲んでそしてハイボールを飲みながら今ブログを書いております。
まだ、15:30ですが(笑)
さて、引越といえば、私は大学時代にアルバイトでやっていた時期があります。
引越のプロの従業員さんから、様々なノウハウを教えてもらい、自分でもかなり仕事に慣れて上司からも頼りにされるくらいになっていたんですよ。
しかし、人生いろんなことがあるものです。作業中に大けがをしてしまったのです。
ある家の2階から、でっかいスピーカーを従業員の方と2人で持ち、狭く急な階段を下りはじめたときのこと。
横幅約80cm高さ約1mくらいだったでしょうか。でかい上に、かなり重い。
私が進行方向側を持ち、後ろ向きで階段を下りていました。
階段の真ん中あたりまで来たとき、従業員の方が手を滑らし、スピーカーから手を離してしまったんです。
急にドーンと体全体へスピーカーがぶつかり、一気に下までスピーカーもろとも階段を転げ落ちていったのです。
ものすごい衝撃で、右手に激痛が。
はめていた軍手の右手親指がどんどん赤く染まってきてます。
おそるおそる軍手をはずすと
な・な・な・なんと!
親指の先がちぎれかけている!?
即、近くの病院へ。
ベッドに寝かされ、しばらくすると
医者:「じゃあ、縫いますね。」
いなっち:「はい。」
あれ?麻酔打たれてないぞ。えっ!?麻酔なし?
と、思う暇があったかなかったか、次の瞬間
針が、プチッと刺さり「痛っ!」と思った後が凄かった。
指の中を針と糸がグギグギと貫き通っていくんですよ。
ものすごい痛さに反射的に叫びました。
「うああああああーーーーーーー!!!!!」
あまりの激痛に
「やめてくれーーー!!!」
と叫び、起きあがろうとすると、慌てて看護師さんが来て2人がかりで押さえつけられ
看護師:「ぼく、もう少しで終わるからね。がんばろうね。」
と、20歳の私にまるで小さい子に言うような声かけ。
「僕は20歳です」と言うまもなく、また2回目の激痛。本当に気を失いそうで、何回縫われたかよく覚えていません。
このとき、わかったことがあります。
人間は、本当に痛いときは「痛い」と言えない。叫ぶんだと。
だから、時代劇でも切られ役の俳優は「痛い」って言わないんですね。もし、切られて「痛いー!」って叫ばれたら時代劇の臨場感台無しです。
長々と書いてしまいましたが、そんな痛々しい経験があるんです。
でも、そのおかげで彫刻刀など刃物を使う前に、怪我をしたら大変だから気をつけて使うようにという戒めに、生徒の前で毎年話ができます。
それも、当時の手術のときに叫んだように大声を張り上げてやるんです。生徒には大うけ。そして、その痛さも伝わるようで、生徒はすごい表情になっています。
痛さと笑いの両方で、とっても生徒の記憶には残ってくれるようです。
自分に起こる出来事に無駄なことなんてないですね
どんなことも自分のためになると考え方を変えるだけで、人生楽しくなります。
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