他人の『べき』を許容しないから怒りの感情が湧いてくる
こんにちは。いなっちです。
今日は、岡山県真庭市の勝山文化センター研修室にて勝山公民館主催『初めてのアンガーマネジメント』の講師をさせていただきました。
今年の4月に日本アンガーマネジメント協会のファシリテーター養成講座へ参加し、ファシリテーターとなってからこのような講座はまだ3回目です。
参加者は10名限定でしたが、13歳から66歳までの幅広い年齢層、さらには生活環境も全く違う方々でどこに焦点を合わせて良いのか戸惑いましたが、今はなんとかやりきれたかなという安堵感です。
ただ、怒りを有効に活用したいという方がいらっしゃり、その方へは解決法となる説明ができなかったので申し訳なかったなあと反省です。今後の課題としていきたいです。
さて、参加された方の感想で、
「組織の中で、自分が正しいと思っていること(べき)が自分を苦しめていたのかなあと思いました。相手を変えることはできない、自分のコップを大きくして精一杯やってみます。」
と言う感想がありました。
怒りは、自分が正しいと思っている『~であるべき』と相手の『~であるべき』とのギャップが大きいと怒りという感情になるのです。
これをアンガーマネジメントでは『べき』や『コアビリーフ』と呼んでいます。
『べき』は、どう考えても一般的にはおかしくても、その人にとっては正しいんです。
だから、自分と違う『べき』に出会うと腹立つんです。
心の器を大きくして、他人の『べき』を許容することも大切なのです。
他人になんでもかんでも合わせるということではありません。
「そういう考え方もあるよね。でも、自分は違うけど。」
というスタンスでいいのです。
多様な考え方を理解しあえる心の広さを持つことができれば、自分も他人も幸せに過ごせます。
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