怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
「お父さんやお母さんのせいでこうなった」
子どもからこんなことを言われないためには、どうすればいいのでしょう?
子どものするべきことは子どもに任せればいい
2年ほど前、おかやまコープ岡山西エリア様より依頼をいただき講演させていただきました。
参加者のかたは、全員子育て中のお母さん。
グループワークをたくさん入れて、すごく熱心で笑い声の絶えない講演になりました。
たくさんの感想をいただいた中で、このような感想がありました。
「家でぐうたらできる家庭がいい」と先生がおっしゃられていたので、このままでいいんだなあーと、安心させてもらいました。
そうなんです。子どもは自分の家・家庭が安心の場所。
家に帰って来たら、ダラ~ってするもんなのです。
大人だって、暑い中仕事して帰って来たら開放感に浸りたいじゃないですか。
ところが、子どものダラダラする姿をいつまでも放っておけない親御さんも多いですよね。
「いい加減に勉強しなさい!」
堪忍袋の緒が切れてしまった経験もあるでしょう。
だから、子どもにまかせておけばいいんですよ。
「でも、子どもの好きなようにさせていたら、とんでもないことになりますよ!」
そう、言いたいあなた。「とんでもないこと」って、子どもの命に関わること?
そうじゃないですよね。親の経験だとか、世間一般の常識などで判断していることですよね。あくまでも、親の価値判断。
子どもへの過干渉ほど無責任なことはない
「でも、この子が将来困るからです!」きっと、こういうことも言いたいでしょう。困ればいいんですよ。
「そんな無責任な!」いえいえ、無責任なんかじゃないです。
困ることも、子どもにとって必要な経験になります。
そうやって、子どもは自分の人生を自分の責任で乗り越えていくのです。
あなたはどこまで子どもの面倒を見るつもりですか?
最近は、入社式まで親が見に来るって話しを耳にします。
う~ん・・・、僕は違和感を感じます。
親が子どもの人生に足を突っ込みすぎじゃないかなって。
どこかで子離れしなきゃいけないのに、子どもから離れられない。
そうなると、もう依存ですよ。
自分の人生を子どもに託してしまってます。そんなことされたら、子どもは不幸です。
これこそ、本当に無責任な子育てです。
子どもから逆襲の一言をいわれないために
そして、もし子どもが人生でつまづくことがあればこういうのです。
「お父さんやお母さんのせいでこうなった」って。
自分の人生がうまくいかなかったことを親のせいにしますよ。
親のせいにすることは、子どもにとって逃げ道になるし、とっておきの都合の良い言い訳ですからね。
こんな子どもからの逆襲を受けないため大切なことは、今回いただいた感想に書かれていました。
「子どもの人生は子どものもの」「私の人生は私のもの」家族が家庭が一番と思えるよう、気持ちよくすごせるよう、心がけていきたいです。
こういう気持ちになられたお母さんは、きっと温かい愛情あふれる子育てをされることでしょう。
そんな子育てできる人が増えていくといいですよね。
「先生のお話楽しかったです。また機会がありましたらお話し聴いてみたいです
『楽しい』『笑う』が僕の講演のスタイル。
これからも僕にしか伝えられない子育ての講演に磨きをかけていきたいです。
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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