怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
春休みが始まって3日目とかまだ1週間も経っていないご家庭が多いことと思います。
春休みって、小中学校では宿題は出されていないとか、自主学習的なもので宿題らしきものはあまりないのでは?
夏休みに比べれとはるかに短いのですが、きっと親御さんの多くはすでに春休みが長く感じていることでしょう。
そして「毎日子どもへ何させよう?何を食べさせよう?」「忙しいのにどこか連れて行けとせがまれて疲れる」「早く新学期が始まってくれないかな~」といった気持ちになっていることでしょうね。
中学校卒業して高校入学までの春休みをどう過ごすべきか?
なかでも中学校を卒業し、これから高校へ入学するという子どもを持つ親御さん。そろそろ子どもへ堪忍袋の緒が切れる頃ではないでしょうか?
中学校の卒業式は、岡山県内で早い中学校は3月9日でしたからね。なんと高校へ入学するまで約1か月。こりゃあ、長いです。
毎日グデグデダラダラとのんびり過ごしていたり、中学校の同級生とここぞとばかりに遊びまくったりしているもんです。
そんな子どもの姿を毎日目にしていると、だんだんイライラしてきたり・・・、すでに堪忍袋の緒が切れて大爆発された親御さんもいるかも?
でもね、ちょっと考えてみてください。中学へ入学してから、部活動や学校以外の塾や習い事など、子どももずっと忙しく過ごしてきたのではないでしょうか?。
中学校を卒業してやっと学校のことや宿題のことを気にせず自由に過ごせるときが来たわけです。こんなに嬉しいことはないですよ。
でも心の片隅には、4月からの高校での新生活に不安や心配も抱えているんです。
今の時期くらいは、子どもの過ごしたいようにさせてみてはどうでしょう?長い人生の中では、ほんのわずかな期間だと思うんですよ。
親はダラダラ過ごす子どもを見てイライラしない方法を考える
どうして親は、子どもを好きなように過ごさせることに抵抗があるのか?
ズバリ!「ダラダラ過ごす姿を見るのが嫌!」ということでしょう!
これは、親の解決すべき課題ですね。
自分は子どものために毎日仕事をしたり、家事をしたり・・・、汗水垂らして働いていてこんなに忙しいのに、子どもはダラダラ好きなようにやっている。
そう思うとイライラしちゃうんですよね。親の『嫉妬心』なんです。
「いやいや嫉妬心じゃなくて、子どものことを心配しているんです。ダラダラしてたら子どもがだらしない人になったり、新学期始まってからの生活に慣れなくて困るでしょう?」
と思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。たしかにそうかもしれません。
でも困るかどうかは、子どもが自分で感じることであって、親が感じることではないです。
新学期始まってから、子どもがどう生活に慣れていくか?将来だらしない人になるか?
これは、子どもが自分で解決していく課題ですね。親がどうこうできることではないわけです。
それにまだ、そういう状況は来てないですし、来てないことまで親が不安になったり、心配するのはお節介以外のなにものでもないですよ。
本来そこは、子どもが自分自身で解決して乗り越えていく課題です。
せっかくそうやって子どもが成長するチャンスなのに、親が子どもの成長の芽を摘み取ってしまうことの方が大問題ですよ。
どうしても、子どものダラダラに堪えられないのであれば、子どもと一緒に過ごし方を考えてみましょうね。
親が解決するべき課題は、ダラダラ過ごす子どもを見てイライラしない方法を考えること。
だからこそ、アンガーマネジメントを学んでおくほうがいいんですよ。
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