子供の学校でのトラブル解決法!親が先走るからこじれてしまう
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
【子供のトラブルに親は先走るな!】
子ども同士のトラブル。
教師時代、毎年のようにありました。
親は子供のトラブルにすぐ反応しないほうがいい
「学校でこんな嫌なことがあった」
子どもがそう言えば、親は動揺します。
「なんでうちの子どもが!?」
「そんなこと許せない!」
親とすれば当然のこと。
でも、それは客観性を失くしてしまうのです。
親の気持ちだけが先走ってしまう。
子供のトラブルはいろんな方向から見ること
たまにあるのですが、子どもの言い分だけ聞いてすぐに学校へ怒りの電話。
「うちの子どもがこんなこと言っていて、どういうこと!?」
かなりご立腹。
こういうとき、親は子供のことで頭はいっぱい。
先生はとにかく話を聴いておきましょう。
そして親は、言いたいこと言えたら少し冷静になりましょうね。
我が子の言っていることだけで判断しているのです。
それは本当に事実なのかどうか?
子供は自分の都合のいいように親へ伝える
子供は自分を守りたい。
だから不都合なことを言いたがらない。
自分を正当化するために、ありとあらゆる理由を言います。
親はそれを知ったうえで、子どもの気持ちを聞いてください。
子供が言うことをすべて受け入れるから、状況がこじれてしまうのですよ。
さらに厄介なことがあります。
親が学校へ文句を言うことを子供は利用する
子どもが学校で嫌なことがあった。
親へ言えば、すぐ学校へ言ってくれる。
これを子どもは利用することがあります。
自分に非があるときでも、親に言えば何とかしてくれる。
そう思って、自分が悪い時でも親に頼ってしまうのです。
これはマズいですよね。
でも親は気づかなくて、学校へ文句を言うのです。
ろくなことになりませんよ。
親は客観的に判断できる力を身につけておくこと
だからこそ親はいろんな見方ができるようになっておきましょう。
自分が正しいわけじゃない。
子どもの言い分もある。
学校の言い分もある。
いろんな方向からみる意識を持っておくこと。
こうすることで、子どもに惑わされずに判断できるようになれます。
子どもを尊重することは大切。
でも親は、子どもの言い分に流されてはいけません。
高い所から、子どもを客観的に見守っておきましょうね。
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