こんにちは。怒りの取り扱いアドバイザーこと一般社団法人日本アンガーマネジメント協会ファシリテーターのいなっちです。
昨日、ドラッグストアーの駐車場から出ようとしたときのこと。
車道に出る前にけっこう広めの歩道があります。
歩道手前で歩行者や自転車が来ないか、左右確認していると
な、なんと予想外のものが来るではないですか!?
それは『自動車』
思わず、イラッ!
だって、歩道はダメでしょ。
でも、その車もゆっくり進入して
私の車が出るのを待っていましたから
何も危険なことはないので、そのまま車道へ出ました。
こういう状況だったんです。
これって、アンガーマネジメント的に考えれば
『べき』が違うんですよね。
『べき』とは?
「~であるべき」「~であるはず」といった
その人にとっての理想や価値観。
歩道を通ったドライバーは若い女性のようでしたが
歩道へ進入した理由として
「歩道を誰も通っていないのなら、わざわざ車道へ出る必要はないから、歩道を通っていいはず」
とか
「急いでいたので、早く入れるはず」
とか
「入り口と間違えた」
ということが考えられます。
でも、私は
「自動車は歩道を通るべきでない」
と思っています。
人は、自分の『べき』と目の前の現実に
大きなギャップが生まれると
イラッとくるのです。
だから、イラッとしたんですね。
そして、この『べき』のやっかいなのが
その人にとっては『正しい』ということ。
道路交通法上は、車両は歩道を走行してはいけません。
でも、判断している人にとっては
良いと思って行動しているんですね。
世の中、こんなことがいっぱいあります。
でも、いちいちそれに対して腹を立てていたら
イライラすることばかりで、やってられませんよね。
そこで、アンガーマネジメントでは
目の前の『べき』と自分の『べき』に違いがあったとき
その違いを
『許容できるか?』
『許容できないか?』
を考えます。
『許容できる』ことならば
怒らないと決めておくのです。
たとえ機嫌が悪くても、怒らないと決めていることは
怒ってはいけません。
できれば、許容できることが増えた方がいいですよね。
今回の出来事は許容できたというか
別に危ない状況でもなかったし
「いちいち、それで腹を立ててもしょうがない」
ということで、許容しました。
血気盛んな若い頃だと
車を止めて、文句を言いに行ったかもしれません。
もし、そうなれば、無駄なトラブルにつながってしまいますよね。
やっぱり、アンガーマネジメントって、私を救ってくれるツールです。
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