こんにちは。怒りの取り扱いアドバイザーこと一般社団法人日本アンガーマネジメント協会ファシリテーターのいなっちです。
昨日仕事を終えて晩ご飯を食べながらテレビを見ているとこんな番組見つけました。
TBS系列『ケンカ上等!大激論!好きか嫌いか言う時間 日本イライラ解消SP』
この番組は、出演者が最近話題のテーマを、それに関係する人の前でハッキリと「好き」か「嫌い」かをはっきり言う内容です。
番組を全て見ていませんが、まず思ったのが
「世の中はイライラでいっぱいなんだなあ」
ってこと。
イライラを扱うことで視聴率がとれるわけですから。
また、言いたいことを言えていないから、こういう番組が成り立つのかなと思います。
さらにこの番組はテーマを出される度に
「好き?」「嫌い?」
を聞いていくんですね。
アンガーマネジメントでいう『べき』を許容できるか?できないか?
を考えるような内容でした。
テレビを見ながらパソコン見ていたら、痛ましいニュースを見つけました
父親殺害容疑で57歳の女逮捕 「料理まずいと言われ」
共同通信 2015年10月1日 18時10分 (2015年10月1日 18時12分 更新)
容疑者の女性は昨年6月12日ごろ、自宅で同居していた87歳父の首を絞めて殺害した疑いです。
「普段から料理の味などについてなじられて鬱憤が募り、当日も『まずい』と言われ、就寝中の父の首を絞めて殺害した」
と容疑を認めているそうです。
詳しい状況はわからないので、推測で書きますが
女性は普段から、父親から料理の味をなじられていたようです。
おそらく、料理をまずいというだけではなく、さまざまなことが重なった結果だろうと思います。
そして心のコップへ溜まりに溜まった第一次感情があふれだしてしまい、このような結果になってしまったわけです。
父親が正常な判断ができる状態であったかわかりませんが、娘の心のコップを察することができなかったことにも原因があります。
怒りの感情はとっても強力な感情です。
自分の命を守るための感情。
自分の命を守るための究極の判断は
人を殺めてしまうこと。
しかし、これは許されることではありません。
アンガーマネジメントを身につけることができれば、人の命を奪うということまでにはならなかったのではないでしょうか?
テレビ番組とニュースを見ながら、もっと穏やかな気持ちになれる番組やニュースを見たいと、心から思ったのでした、
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