ネガティブな表情に反応するとき、脳の中ではどんなことが起きているのか?
それは、偏桃体が激しく反応しているのだそうです。
扁桃体は怒りや悲しみなどの感情を生む場所。
思春期の脳は「負の感情」にとても敏感だから、ちょっとしたことでもストレスを感じやすいのですね。
さらに、思春期は体も大きな変化が起きます。
そのとき、性ホルモンが活発に分泌されますが、それは脳にまで影響するそうです。
性ホルモンの影響で扁桃体に神経細胞のつながりが増え、細胞の興奮で感情が生まれる。
だから、思春期にキレやすい といった特有の感情爆発のようなことになるそうです。
思春期は前頭前野が未発達だからチャレンジ精神が生まれる
さらに、脳の前頭前野が思春期は未発達なのです。
前頭前野は感情や衝動をコントロールする場所。
そこが未発達だから、すぐにイライラして感情的になってしまったりするんです。
こんなやっかいな思春期がなぜあるのか?
それにはちゃんとした理由がありました。
実は、扁桃体で強い感情が生まれると、隣の海馬も刺激されるそうです。
海馬は記憶をつかさどる部分。
そこが刺激されるということは、つまり記憶力が高まるということ。
理性を抑えるよりも、危険をかえりみずにチャレンジする気持ちを優先させるのが思春期。
動物には存在せず、人間だけに存在するそうです。
若者が新しいことにチャレンジする気持ち。
「わがまま言うんじゃない!」
「何を偉そうなことを!」
こんなふうに、親や教師はつい子どもの行動を軽く見たり、一方的にわがままと捉えてしまったりしがちです。
子どものイライラ行動は思春期特有の行動であり、大事な行動でもあると思えば、子どもを一方的に抑え付けるのではなく、温かく見守ってやることも大切ですよね。
アンガーマネジメントは思春期を上手に乗り切るヒント
子どもだって好きでイライラしているわけじゃないんです。
できることなら穏やかに過ごしたいし、親に迷惑をかけたくない気持ちも強く持っています。
それは、中高生へアンガーマネジメントの講演をしていただく感想からわかります。
私はアンガーマネジメントの本当の意味は怒りを我慢することではなく、怒ることと怒る必要のないことを区別することだと知り、驚きました。
怒ることに対して、マイナスなイメージを抱いている中高生は多いです。
「怒ってはいけない。ガマン!」って。
実はそうじゃないことに、僕の講演で気づき、怒りと上手に付き合っていくことの大切さに気づいてくれます。
思春期の自分自身にイライラし、どうしてよいかわからず悩んでいる子どもも多くいます。
自分の怒りと向き合うことができていなくて、どうすればいいかわからなかったので、今回の講演で、怒りやイライラと上手につき合える方法を学ぶことができて、これからの生活に活かしていこうと思います。
こうやって、自分の感情と上手につきあい、自分の生活をより良いものへと変えるきっかけを学べるアンガーマネジメント。
小学校から高校生まで、子ども向けに講演をしてほしいという依頼を多くいただきます。
また、子どもと一緒に親御さんも学ぶ講演の依頼もあります。
いろんなパターンでお伝えできますので、お気軽にお問い合わせくださいね。
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いなっち先生タダで聴いて!
コロナがまた増えてきて人と会いにくいとか、誰かに聴いて欲しいけど言いづらいとか、お金を払っての相談は敷居が高いとか、いなっち先生ととりあえず喋ってみたいとか・・・、そういった方のために、45分間限定無料でお話を聴かせていただきます。タダですよー!
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コロナの影響で仕事のキャンセルや延期が増えてしまい、空いた時間を使って誰かの役に立てればと思い企画しましたが、仕事がまた増えてきたら企画も終了しますので、早いうちにお申し込みくださいね。
話をする方法は、ZOOMや無料ビデオ通話でとなります。
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