子供が感情に蓋をする ようになっていませんか?
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
僕は学校関係での講演させていただく機会をたくさんいただきます。一番多かった講演のパターンが、小学生対象の講演を保護者も一緒にアンガーマネジメントを学び、小学生の講演終了後に保護者対象にアンガーマネジメント以外での子育てで大切なことを伝えるという講演パターンです。
自分で言うのもなんですが、小学生も爆笑、保護者も爆笑になるアンガーマネジメント講演が僕の強みです。おかげさまで、来年の講演依頼も入っています。ありがとうございます。
子供が感情に蓋をする のは危険信号
僕はアンガーマネジメントという怒りの感情コントロールトレーニングを伝えることが多いわけですが、これは怒りを我慢するトレーニングではありません。
「そんなことで怒るな!」「メソメソ泣くな!」「泣くと恥ずかしいよ!」と言われた経験が僕も子どもの頃にありますが、こういったことが度々あると感情を抑え込んだり、蓋をするようになってしまいます。
子どもが自分の感情に蓋をしようとする気持ちが生まれるのは、親や身近な大人の影響がとても大きいです。こういった親や大人からの刷り込みが、子どもの意識へと深く刻み込まれていきます。
自分の感情へ蓋をするということは、本当の自分へ嘘つくことで、本当の自分へ蓋をしてしまうことだと思うんです。本当の自分で生きていくことができないと、必ずその反動はどこかで現れてきます。
もし子どもが自分の感情に蓋をすることがあれば、それは危険信号ですよ!以前講演させていただいた某小学校の児童からの感想の中に、すごく気になる感想があったのです。
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