子どもの断捨離ポイントは命令しない
選んだ物は一度広げて、ぬいぐるみ・学校のもの・おしゃれ用のものと、種類別に分けていきました。するとぬいぐるみが19個あることに気づきました。
先生「こんなにいるって知ってた?」
子 「忘れてた。」先生「大事にしてるなら全部覚えてなきゃ。この子たちは全部大事だから、大事に扱ってあげようよ。」「今度は種類別にそろえて入れていこう。」
そう言われた瞬間、子どもにスイッチが入り、すごい集中力で物を飾り始めたのです。独特性豊かななセンスで、仕上がりはとても素敵でした。
先生「彼女は今、片づけをしてるんじゃなくて、“飾りつけ”をしてるんだよね。楽しいよね。自由に飾りつけをしているわけだから すごいクリエイティブだよね。しかも思考も感性も動員してるわけだから、すごい。“片付けなさい”と言われてうれしい人は一人もいない。だから“片付けなさい”は禁句だよね。“捨てなさい”も禁句。“片付けなさい”“捨てなさい”という命令が禁句。今日は本人の意志に任せよう。大人はひたすら待つ。」
そしてこう続けます。
先生「戻ったらまた断捨離する。そしてレベルが上がってくる。また散らかって、また片付けたら、次の最適が実現する。その繰り返し。つい私たち(大人は)“また散らかしてー!”って言っちゃうけど、そうじゃないよね。」
「片づけ」は整頓することではなく飾ること。本当に大事なものが引き立つように飾っていくこと。
「こんなんじゃかわいそうだから、きれいに飾ってみようよ」と言えばいい。ちょっとした言葉を言い換えるだけで、 子どもが片付けしたくなる ということですよね。
子どもの断捨離ポイントは「命令せず、楽しんでやらせる」。
そして、忘れてはいけないポイントがもう一つ「整理整頓は長続きしないと思うべし!」
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